8月の米自動車販売:ホンダやスバルがけん引-アジア勢好調
9月5日(ブルームバーグ):8月の米自動車市場は、ホンダ や富士重工業 の「スバル」が販売の伸びをけん引した。アジア勢全体の販売実績はトヨタ自動車 にも支えられ月間で過去最高となった。
ホンダの月間販売台数は27%増とアナリスト予想以上の伸びを示し、スバルも45%増えた。トヨタの販売台数はフォード・モーター を2カ月連続で上回り、予想を超える23%増となった。日産自動車の販売も22%増加。調査会社オートデータによると、日本と韓国勢の8月の販売台数は71万1041台と、過去最高を記録した。
ケリー・ブルー・ブックのシニアアナリスト、カール・ブラウアー氏は「いくらか以前に戻ったようだ。日本勢は好調だ」と語った。
これまでの販売増加時には人気車種に偏りが見られたが、8月は小型車や中型セダン、ピックアップ、クロスオーバーの販売が全て伸びた。ホンダとトヨタの好調は主力車「アコード」や「カムリ」にも後押しされた。
オートデータによると、8月の米自動車販売台数は17%増の150万台と、2007年5月以来の高水準。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト10人の予想平均では14%増の147万台と見込まれていた。同月は年率換算では1610万台と、07年10月以来の高水準。
アジア勢全体の8月の販売台数は21%増。市場シェアは1.7ポイント上昇し47.3%となった。GM とフォード、クライスラー(クライスラー販売のフィアット車を除く)の米3社のシェアは1.4ポイント低下の43.9%。オートデータがまとめた。
記事に関する記者への問い合わせ先:ロサンゼルス Alan Ohnsman aohnsman@bloomberg.net
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更新日時: 2013/09/05 10:33 JST