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野生のサルのかみつき被害が相次いでいる宮崎県日向市の市議会は5日、9~11日に予定していた9月定例会の一般質問を中止すると発表した。市職員がサル対策に追われ、答弁を準備する余裕がないと市側から取りやめの要請があり、市議会側が受け入れた。議会事務局の職員は、思わぬ事態に「苦渋の決断」としている。
日向市によると、野生のサルによるかみつき被害は、8月28日から各所で相次ぎ、9月5日も男性2人が負傷した。被害者は計14人。多くが数針を縫い、1人は足の指を骨折したという。当初は産業経済部が対策に当たっていたが、8月31日に対策本部を設置。現在約40人の職員が現場周辺を24時間態勢で交代しながらパトロールしている。また、警察や消防、市民なども警戒に当たっているという。
サル対策には、市職員が当たる。そのため、一般質問の答弁の準備などをする時間がなくなってしまった。議会事務局によると、2日に黒木健二市長から「全庁的に対応することになったので、配慮してほしい」と文書で申し入れがあった。3日に議会運営委員会を開催。「受け入れるべき」と容認する意見のほか、「議会の役割を重視しないといけない」との反対意見もあった。意見が一致しなかったため「予定通り行う」と回答した。
だが、同日中に黒木市長から「もう一度検討してもらえないか」と要請があり、4日に議会運営委員会を開催。「(中止という)前例を作らない方がいいのでは」との声もあったが、最終的に「被害が出ており、市民の安心安全の確保から重く受け止めるべき」として、中止を決めた。市民から市役所に「対策を強化してほしい」との声が寄せられたことも決断の理由。同議会の一般質問が中止になるのは、口蹄疫(こうていえき)が発生した2010年6月以来という。一般質問以外は予定通り行う。
市ではパトロールのほか、サルの捕獲作戦も展開している。特に被害が多い財光寺地区と塩見地区を中心に、わなを13か所に設置したが、まだ捕まっていない。また、「エサを与えない」「学校や幼稚園には集団で登下校しましょう」などと呼びかけている。
(2013年9月6日06時02分 スポーツ報知)
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