UPDATE 1-英中銀、資産買い入れ枠を3750億ポンドに据え置き　政策金利も0.5％に据え置き

(内容を追加しました)

［ロンドン　５日　ロイター］ - イングランド銀行（英中央銀行）は５日、資産買い入れプログラムの規模を３７５０億ポンドに据え置くことを決定した。政策金利も過去最低の０．５％に据え置いた。ただ、金利に関する新たなガイダンスを示さなかったことから、市場では中銀が示したよりも早い時期に利上げが実施されるのではないかとの観測も出ている。

今回の金融政策委員会後に声明は発表されなかった。

　　中銀は前月、失業率が７％に低下するまで政策金利を過去最低水準に維持すると表明、これまでの方針を転換し、将来の金融政策の指針（フォワードガイダンス）を導入した。

中銀は失業率がこの水準に達するのは２０１６年終盤になるとの見方を示しているが、英経済が予想外に力強く回復していることから、市場では中銀は２０１５年半ばにも利上げに転じる可能性があるとの見方が出ている。

中銀はまた、資産買い入れプログラムを通して買い入れた国債のうち、月内に償還を迎える１９億ポンド（２９億７０００万ドル）を再投資すると発表した。

これまでと同様に、償還期間３─７年、７─１５年、１５年超の３種類の国債に再投資する。当初の入札規模はそれぞれ６億４０００万ポンドに設定される。