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2010年01月07日 成功できない人たちが持つ7つの悪習慣
成功できない人たちが持つ7つの悪習慣
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」(ウィリアム・ジェームス アメリカの心理学者)
と言われている。習慣まで身につければ、人格、運命、人生は自然な流れで変わってくる。
だから、習慣を身につけるところまでは努力する必要がある。
習慣ということで、7つの習慣―成功には原則があった!を参考にした。
7つの習慣を理解するには、7つの悪習慣を考えるとわかりやすい。
そこで、やりがちな悪習慣をリスト化し、7つの習慣で重要な概念について簡単にまとめた。
7つの悪習慣
第一の悪習慣:人のせいにする
- 自分の問題を会社や上司、親や友人、国、政治のせいにしてしまう。
- 自分はいつも犠牲者で、自分のことに責任など持てない。
- 誰かに怒鳴られたら怒鳴り返す。
- やりたいようにやる。
これらは、第一の悪習慣「人のせいにする」に該当する。
結果を他人のせいにせず、主体性を発揮して生きることが大切。
第二の悪習慣:目的を持たないで始める
- 計画を立てないし、目標も持っていない。
- 今さえ楽しければそれでいい。
- 先のことは分からないし、考えても仕方ない
これらは、第二の悪習慣「目的を持たないで始める」に該当する。
第三の悪習慣:一番大切なことを後回しにする
- いつもダラダラしている。
- 家に帰ればまずテレビを見るかネットサーフィンをして、それから何をするかを考える。
- 面倒なことは常に後回し。
- 大切なことに取りかかるのはいつも直前になってしまう。
これらは、第三の悪習慣「一番大切なことを後回しにする」に該当する。
優先順位をつけて、重要事項を優先する必要がある。
第四の悪習慣:勝ち負けという考え方
- 人生は競争だと思っている。
- 他人に負けるなんて許せない。
- 負けるぐらいなら、先に負かす。
- 負けそうになったら、一緒に引きずり下ろす。
第五の悪習慣:まず自分が話し、それから聞くふりをする
- 言いたいことは言わなければ損だと考える。
- 必ず先に主張する。
- 人の話は面倒だからあまり聞かない。
- 上司の話は聞いたふりだけしてすぐに忘れてしまう。
- 自分にとっていい話なら真面目に聞く。
第六の悪習慣:頼れるのは自分だけ
- しょせん自分は人とは違うのだから、うまくやれるはずがない。
- 妥協するくらいなら、一人でやった方がましだと思っている。
- 自分の世界に行きたいし、出来るだけ周りとは関わり合いたくない。
これらのことは、第六の悪習慣「頼れるのは自分だけ」に該当する。
第七の悪習慣:自分をすり減らす
- 忙しすぎて、体を鍛えたり、勉強したりする時間がない。
- そもそも、勉強も運動も面倒くさい。
7つの習慣における重要な概念
パラダイム
- 物事の見方、考え方、観点、判断基準をパラダイムと言う。
- パラダイムはめがねのようなもので、そのレンズを通して周囲を見ると、見るもの全てに最初からフィルターがかかり、それが真実だと思い込む。
- 誤ったパラダイムを持っていると自分で限界を作ってしまう。
- 自分は勉強ができないからプログラミングなんて出来るわけない、など
- 常に、本当にそうだろうか、と自問すると、意外な気づきがあるかもしれない。
原則
- 原則は、深い基礎的な心理であり、普遍の応用がある。そして、個人、人間関係、家族、あらゆる組織にあてはめることができる。
- 人間関係において、嘘をつき続けたり、約束を守らなければ、信頼関係を保てなくなる、など
- 「原因」と「結果」の法則が非常に参考になる。
- パラダイムを考える時、そのパラダイムが原則に基づいているかが大切。
- 「私にはそんな能力はない」というパラダイムは「可能性」の原則に反する
- それは原則に沿っているか、と自問することが大切
インサイド・アウト
- 自分自身のインサイド(内側)から始めるというアプローチ。
- 自分がうまくいかない原因を周りの人や環境、制度のせいにせず、自分に原因を求めるのが、インサイド・アウトのアプローチ。
- まずは自分から始める
P/PCバランス
- 自分磨きで重要なポイントとなる効果性(長期的に結果を出し続ける力)の表現の一種。
- Production(成果)/Production Capability(成果を出す能力)の略。
- 生産量を上げようとしてひたすら仕事に精を出すと、やがて体を壊してしまい、生産量どころか全てを台無しにしてしまう。
- 成果を出すことを考えず、能力開発ばかりしていたら、成果が出ないので収入が上がらず、能力開発をする余裕もなくなってくる。
- 2つのバランスをとり、長期的に成果を出すことが重要。
- 人間関係においても、いつも頼ってばかりで、成果(Production)を相手に求めてはだめ。相手からの信頼関係を増すようなProduction Capabilityとしての活動を行うことが必要。
「成果を出す」ためのリソース
成果を上げるための資源は3つある。
- 人
- 知的資源
- 精神的資源
- モノ
- 生産設備、PC、備品など
- 金
- 資産運用には元金が必要
信頼残高
- 銀行で預金すると残高が増えるように、人間関係においても相手に貢献することによって「信頼」という残高を増やすことができる。
- 普通、開設できる銀行口座の数は限られているが、信頼残高の口座は、自分が出会う全ての人との間に、ネガティブであれポジティブであれ開くことができる。
- 銀行口座と違い、いったん誰かに口座を開いたら、閉めることはできない。信頼も恨みも口座に残る。
- 信頼残高の口座では入金しても蒸発することがある。大切な人間関係を保つには、少しずつでも預金し続けなければならない。
- 信頼残高を増やすには、毎日の積み重ね以外にない。
- 約束を守る、期待に応える、親切にする、誠実に対応する、といった地道な努力を続ける必要がある。
エントロピーの法則
- 新しいエネルギーの投入がないと、物事のパワーは劣化していくという法則。
- 体のことをおろそかにしていれば衰えるし、考えることを怠れば思考力も低下する。
- 意識的に努力しなければ全てのものは劣化し、秩序を失い、壊れる。
- 肉体的、情緒的、知的、精神的面において、日々リニューアルを図ることが必要不可欠。
人間としての4つの側面
- 4つの側面
- 肉体的側面:呼吸器系、循環器系、神経系など
- 精神的側面:存在する意味
- 知的側面:分析、推論、抽象的思考、言語力、想像力、理解力など
- 社会・情緒的側面:自覚、自己認識、社会的感受性、共感、コミュニケーションなど
- これらを定期的に、一貫して、賢く、バランス良く磨き向上させることが、自分を磨くことになる。
- 自分を磨くということは重要であるが緊急ではないこと。しかし、緊急事態に陥らないようにするためには、重要であるが緊急でないことを日々行っていく必要がある。
- 定期的に体のメンテナンスを行っていないと、病気になり、休養が緊急かつ重要なことになってしまう。
人格と能力
- 人格
- 誠実
- 言ったことを実行する能力。公的成功と私的成功と内面のバランスがとれている。
- 成熟
- 他人の意見、感情を考慮しながらも、必要なことは言い、正直なフィードバックを行える。
- 問題を直視する勇気と思いやりのバランスがとれている。
- 豊かさマインド
- 一人が多くとれば、残りの人はそれだけ取り分が少なくなるというゼロサムの考え方(欠乏マインド)ではなく、全ての人が満足できる方法があるという考え方を持つこと。
- 誠実
- 能力
- 専門的能力
- ビジネススキル。専門知識や能力。
- 概念的能力
- 全体像を見る能力。仮説を検証し、視野や視点を自在に変えることができる能力。
- 相互依存の能力
- 周囲の人と効果的に協力し合い、お互いの望む結果を考え、より大きな解決策を考えだす能力。
- コミュニケーション力、理解力、運営力など。
- 専門的能力
人格と能力どちらか片方が備わっていればいいのではなく、両方がバランスよく揃わないと、信頼される存在にはなりえない。
自分を磨くとは、人格と能力を高めること。
成功者の共通点
- 成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということ。必ずしも好きでやっているわけではない。自らの嫌だという感情を、その目的意識の強さに服従させている。
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
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