かみつきザル被害で日向市議会一般質問中止

　宮崎県日向市でサルのかみつき被害が相次ぎ、市議会は９〜１１日に予定した９月定例会の一般質問を中止することを決めた。市職員が対策に追われ、答弁を準備する余裕がないと市側から取りやめの要請があった。議会事務局の職員は、思わぬ事態に「苦渋の決断」と話している。住宅地に現れた野生のサルによるかみつき被害は、８月２８日から各所で相次ぎ、今月５日までに１４人がけがをした。まとまった雨がほとんど降らず、サルの餌が不足している可能性がある。約４０人の職員が２４時間態勢でパトロールするなど警戒に当たっている。