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藤圭子さん遺言書あった、宇多田ヒカル明かす

藤圭子さん

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 父の照實氏も26日に宇多田のサイトで「故人の遺言書に書かれていた本人の強い意志」と説明。宇多田は葬儀がなかったことについて、改めて母の遺志だったことを強調した。

 その上で「母の遺体との面会を希望された方もいらっしゃいましたが、やむなくお断りさせていただきました」と告白。生前の藤さんは「葬儀や告別式といったイベントを好むような人ではなかった」とし、「母の気持ちを考えた上での、喪主としての私の判断でした」と振り返った。

 一方で「一連の記事で母の本名が誤って報道されていました。阿部純子ではなく、宇多田純子です」とも指摘。「父と離婚後も、母は旧姓の阿部ではなく宇多田姓を名乗ることを希望し、籍も父の籍においたままでした。夫婦だとか夫婦ではないなんてこと以上に深い絆で結ばれた二人でした」と両親の愛情を表現した。

★離縁と復縁 繰り返し…

 戸籍問題に詳しい佐久間大輔弁護士は「離婚届を出した日から3カ月以内に市町村長に届け出をすることで、婚姻中の氏でいることができる」と説明。「それ以降、婚姻中の氏に戻すことは実生活に支障が出るなどの理由がない限り難しい」と話した。藤さんと照實氏は1982年に結婚。2007年に正式離婚するまで離縁と復縁を繰り返していた。

(紙面から)