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ミドリガメ 特定外来生物への指定検討9月5日 15時45分
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「ミドリガメ」と呼ばれ、ペットとして親しまれている外来種の亀について、環境省などは各地で大繁殖し、国内の生態系を脅かしているとして、輸入や飼育を禁止する「特定外来生物」への指定を検討するとした行動計画の素案をまとめました。
外来種による国内の生態系への影響が深刻になっていることを受けて、環境省や農林水産省などは、被害を防ぐための行動計画を初めて策定することにしていて、5日、東京都内で開かれた専門家を交えた会議で素案が示されました。
素案では「ミドリガメ」と呼ばれ、多くの家庭で飼育されている北アメリカ原産の「ミシシッピアカミミガメ」について、各地の川や池で大繁殖し、国内の生態系を脅かしているとして、環境省が「特定外来生物」への指定を検討することが盛り込まれました。
また、指定の影響で飼育されているカメが大量に捨てられることがないよう対策を取ったうえで、まずは輸入の禁止を先行させるなど、段階的な規制の導入を検討するとしています。
一方、「特定外来生物」の多くは国が分布状況を十分に把握できていないことから、オーストラリア原産の「セアカゴケグモ」など主要なものについては、最新の分布状況を把握して、インターネットで公開することも盛り込まれました。
国は今年度中に行動計画を取りまとめることにしています。
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