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茨城 ヒラメ稚魚を3年ぶり放流9月4日 8時44分
東日本大震災で被災し、この春から養殖事業を再開した茨城県栽培漁業センターで育てられたヒラメの稚魚が、およそ3年ぶりに茨城県沖で放流されました。
茨城県は、鹿嶋市にある栽培漁業センターでヒラメやアワビなどを養殖し海に放流する事業を行っていますが、震災で建物が壊れて使えなくなり、復旧工事が終わったことし4月に事業を再開しました。
3日はセンターで体長10センチ余りに育ったヒラメの稚魚およそ2万匹がトラックで大洗漁港に運ばれ、漁船に移し替えられたあと、およそ1キロの沖合に移動しました。
そして5人の漁師たちが、籠に入ったヒラメの稚魚を次々に海に放流していきました。
センターで育てられたヒラメの稚魚の放流はおよそ3年ぶりで、来月17日にかけて合わせて55万匹が放流される予定です。
茨城県沖のヒラメは原発事故の影響で、出荷が一時、停止されていましたが、去年8月から一部の海域を除いて水揚げが再開されています。
大洗町漁業協同組合の飛田正美組合長は「放流した稚魚が漁に適した大きさになる来年の秋には、風評被害も収まっていてほしい」と話していました。
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