■勲章が幻に
敬意と評価に浴することが効果的だろうが、それも簡単ではなさそうだ。今年前半、米国防総省が無人機のパイロットとサイバー活動のオペレーターに特別な勲章を与えて表彰する計画が世論の強い抗議を受け中止になった。計画された勲章は、戦闘に実際に参加した兵士や負傷兵に与えられるブロンズスターやパープルハート勲章よりも、上位の位置づけになる予定だった。しかし、無人機のパイロットの功績には冷笑的なコメントが多数寄せられ、この分野の栄誉に光を当てることにはならなかった。
結局のところ、F-15戦闘機に乗り込むほうがビデオ画面を見ながら飛行機を操縦するよりスリリングであるという事実は、勲章や昇進で遇することで変えられないわけだ。しかし、我々は有人戦闘機を使用する最後の数十年にいるということも事実といえる。これからは無人機の時代だ。
「RPAパイロットのコミュニティーがプロ集団として熟練され、認知され、空軍の他の士官と対等に昇進の機会を与えられるようになるまで、空軍はあと10年も待つことはできない」とホーグランド大佐は述べている。
By Michael Peck, Contributor
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