【ソウル=貝瀬秋彦】ソウル市瑞草区の瑞草高校の校庭に元日本軍慰安婦の像が設置され、5日に除幕式があった。慰安婦の像は一昨年12月にソウルの日本大使館前に建てられたが、学校に設置されたのは初めてという。
トピックス「従軍慰安婦問題」同校によると設置は校長が提案し、教師や生徒が製作に携わった。歴史を正しく伝え、慰安婦の悲劇を世界に告発するのが目的だという。日本統治からの解放を祝う8月15日の「光復節」に合わせ、大使館前と同様の像をいったん造ったが、著作権問題からデザインを変えたために時期がずれ込んだ。
同校では今後、慰安婦や竹島(韓国名・独島〈トクト〉)の問題をめぐるセミナーや討論会なども開催していくという。
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朝日新聞国際報道部