中国・湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)市内を流れる川に浮かぶ魚の死骸を回収する地元住民(2013年9月3日撮影)。(c)AFP
【9月5日 AFP】中国・湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)市内を流れる川で2日、大量の死んだ魚が川面に浮いているのが見つかった。地元当局が4日、発表した。化学薬品が川に流れ込んだことが原因とみられている。
中国国営新華社(Xinhua)通信が地元当局の調査結果を引用して伝えたところでは、長さ約40キロにわたる範囲から、約100トン分の魚の死骸が回収された。新華社は、化学薬品製造工場の排水から「国の安全基準をはるかに超える」レベルのアンモニアが検出されたと報じている。
地元環境当局関係者はAFPに、大量の魚の死骸が見つかった事実を確認、死骸の回収作業はおおむね終了したと述べた。死んでいたのは、主にコイやライギョだという。
中国では食品の安全性がしばしば問題となっており、今年には上海(Shanghai)を流れる川でも1万6000匹のブタの死骸が回収されている。(c)AFP