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グーグル 帰還困難区域などの画像公開9月4日 21時36分
東日本大震災の被災地の町並みなどを記録した画像を公開しているインターネット検索大手の「グーグル」は、4日から新たに福島第一原子力発電所の事故の影響で、帰還困難区域に指定されている地域などの画像を公開しました。
東日本大震災の被害を記録として残すため、グーグルは特殊なカメラを搭載した車を使って岩手・宮城・福島などの被災地を撮影した画像をインターネット上で公開しています。
グーグルでは、福島第一原発事故の影響で帰還困難区域に指定されている福島県の双葉町や大熊町など原発周辺の地域についても、自治体の特別な許可を得て撮影を進め、4日から画像を公開しました。
画像は、ことし4月から先月にかけて撮影され、震災から2年以上たっても街にがれきが散乱し、復興がまだ進んでいない状況を確認することができます。
また、岩手県や宮城県の沿岸部で撮影された画像も追加して公開され、震災前と震災直後、それに直近の町並みの様子を比較することができるようになりました。
グーグルの河合敬一グループプロダクトマネージャーは「この取り組みを通じて、震災の被害の大きさを広く後世に伝えることで記憶の風化を防ぎ、復興にはまだまだ支援が必要だということを伝えていきたい」と話しています。
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