バスケ部主将自殺:元顧問、起訴内容認め謝罪 大阪地裁
毎日新聞 2013年09月05日 15時18分(最終更新 09月05日 18時11分)
昨年12月に自殺した大阪市立桜宮(さくらのみや)高校バスケットボール部主将の男子生徒(当時17歳)に体罰を加えたとして、傷害と暴行の罪に問われた当時の部顧問、小村基(こむらはじめ)被告(47)=懲戒免職=の初公判が5日、大阪地裁(小野寺健太裁判官)であり、小村被告は起訴内容を認めて謝罪した。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は26日に言い渡される予定。
起訴状によると、小村被告は昨年12月18日、練習試合中などに男子生徒の顔や頭を平手で数発殴打。同22日の練習試合でも顔や頭を十数発たたき、唇などに3週間のけがをさせた、とされる。
◇桜宮高校生徒の自殺問題
バスケットボール部主将の男子生徒(2年)が昨年12月23日朝、自宅で自殺しているのを家族が見つけた。生徒は前日、練習試合のプレーなどを理由に小村基被告から体罰を受けた。大阪市の外部監察チームは、主将になった昨年9月以降、小村被告から日常的に体罰を受けたことが自殺の主因とした。遺族は1月、体罰について大阪府警に刑事告訴し、大阪地検が7月、傷害と暴行の罪で小村被告を在宅起訴した。