Vietnam SNS Restrictions Come into Effect
A controversial decree, which bans Vietnamese online users from sharing news articles or discussing current affairs, came into effect.
■チェック
・SNS restrictions ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)規制
・come into effect 施行される
・controversial decree 論議を呼ぶ法令
・ban 〜を禁止する
・share news articles ニュース記事を共有する
・discuss current affairs 時事問題について議論する
■対訳
「ベトナムがSNS規制を施行」
ベトナムのインターネット・ユーザーにニュース記事の共有や、時事問題についての議論を禁止する法令が施行され、論議を呼んでいる。
■訳出のポイント
effect は 「効果」 「効力」 「効き目」 という名詞。
そこで、come into effect は 「効力を生じる」 「発効する」という表現になります。
今日のように、新しい法律などが 「施行される」 ときにも、よく使われる言い方です。
ban は名詞 「禁止」 「禁令」 としても、動詞 「禁じる」 「禁止する」としても頻出の重要単語なので、しっかり再確認しておきましょう。
ここでは、ban 人 from ・・・ing で 「人が・・・することを禁止する」という形で登場しています。
つまり、
which bans Vietnamese online users from sharing news articles or discussing current affairs
の部分は
「ベトナムのインターネット・ユーザーがニュース記事を共有すること、あるいは時事問題について議論することを禁止する(法令)」
→ 「ベトナムのインターネット・ユーザーにニュース記事を共有や、時事問題について議論を禁止する(法令)」
ということ。
今日の本文の基本構造を見てみると、主語が a controversial decree
「論議を呼ぶ法令」 で、述語にあたる動詞は文末の came into effect です。
そこで、文全体を直訳すると
「ベトナムのインターネット・ユーザーにニュース記事を共有や、時事問題について議論を禁止する、論議を呼ぶ法令が施行された。」
となります。
しかし、これでは意味は通じるものの、日本語としては不自然ですね。
このように、controversial は 「論議を呼ぶ」 「賛否両論がある」などの意味の形容詞ですが、そのまま形容詞として日本語訳に反映するのは難しい単語です。
そこで、特定の名詞を修飾する形容詞として訳すのではなく、文全体にかかるように、「・・・して、論議を呼んでいる」「・・・が、論議を呼んでいる」 と訳すのが、自然な日本語訳にするコツとなります。
そこで、対訳では、
「ベトナムのインターネット・ユーザーにニュース記事をの共有や、時事問題についての議論を禁止する法令が施行され、論議を呼んでいる。」
としているわけです。
ベトナムでは9月から、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを規制する法令が施行されました。
同国では、経済の減速と汚職などに対する国民の不満の高まりを受け、政府による人権や言論の抑圧が強まっています。
新たな規制では、ブログやフェイスブック、ツイッターなどで時事情報や、新聞、通信社、政府のウェブサイトなどから情報を転載、引用することが禁じられ、"私的な情報の提供と交換" に限定するとされます。
同時に、インターネット・プロバイダーにも "反ベトナム的で、安全保障や社会秩序、国の団結を脅かす情報" などの提供を禁じています。
ただし、規制の具体的な実施方法や罰則については不明とのこと。
■編集後記
ベトナムはFACEBOOKが急速に浸透した国の筆頭に挙げられていて現在ユーザー数は1500〜2000万人に達すると言われています。今日の朝、久しぶりに揺れましたね。。東京でも震度3あったのではないでしょうか。。
(裏)明日、退院なるか!??カウントダウン!