被害時間帯に脇道入る車目撃

9月3日 17時39分

三重県朝日町の空き地で中学３年生の女子生徒が殺害されているのが見つかった事件で、女子生徒が１人で歩いていたとみられる時間帯に空き地につながる脇道に入っていく軽乗用車が目撃されていたことが警察への取材で分かりました。
警察は車の特定を進めるとともに、事件に関係していないか調べています。

先月２９日、三重県朝日町の空き地で、四日市市の中学３年生、寺輪博美さん（１５）が殺害されているのが見つかり、警察は現金が奪われていたことから、強盗殺人事件として捜査しています。
これまでの調べで女子生徒は先月２５日、歩いて家に帰る途中、午後１０時５５分ごろに友人と携帯電話でメッセージのやり取りをした直後に襲われたとみられています。
警察によりますと、女子生徒が現場付近を１人で歩いていたとみられる時間帯に空き地につながる脇道に入っていく軽乗用車が目撃されていたということです。
道幅は４メートルほどで、奥に進むと舗装はされておらず、地元の人によりますと、夜間は真っ暗になり、一般の車が通ることはほとんどないということです。
警察はタイヤの跡を採取して車の特定を進めるとともに、事件に関係していないか調べています。
近所に住む７１歳の女性は「もし車がライトをつけて止まっていれば通りかかった車からも分かるかと思います。現場近くを夜、散歩することはありますが、真夜中にあの脇道付近に車を止めることはまず考えられません」と話していました。