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亀田大毅の大差判定に観客も解説者もシラけムード

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2013年09月04日 23:38 更新

 3日に行われた国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王座決定戦。同級3位の亀田大毅(24)が同級4位のロドリゴ・ゲレロ(25)を3―0の判定で下し、新王者になった。

「相変わらず、おかしな判定でしたね」

 この試合をこう評したのは、ボクシングに関する著作も多いスポーツライターの織田淳太郎氏だ。

「ゲレロは手数、積極性、有効打のすべてで大毅を上回っていました。しかも、大毅は2度のローブローで2点減点されている。亀田陣営の“疑惑の判定”は珍しくありませんが、それを差っ引いても、1ポイント差でゲレロの勝利でした」

 大毅は10ラウンドに珍しく足を止めて打ち合ったが、それ以外はいつも通り。積極的にパンチを出さない、エンタテインメントとしてはつまらないボクシングだった。

 それでもTBSは「史上初の3兄弟同時世界王者」などと騒ぎ、大毅も「(王者の)仲間入り出来てホンマうれしいです」と涙を流した。3兄弟でボクシング現役世界王者ということでギネスにも認定された。これで、さらにボクシング界は盛り上がるのだろうか。

「むしろ逆でしょう。三男の和毅はマトモですが、上ふたりは“つくられた”感の強い王者。あまりにレベルが低すぎて、彼ら2人を王者と認めたがらないボクシングファンもいます。盛り上がっているのは亀田一家と、彼らの試合を中継するTBSだけでしょう。この日も解説者と会場のお客さんは冷静というかシラけていましたからね。いくら王者の数を増やそうと、中身が伴わなければボクシングそのものが“地盤沈下”しかねません」(織田氏)

 実力ある挑戦者にKOでスカッと勝たなければ、ファンはどんどん離れていく。
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