日本写真印刷の不振は任天堂の低迷とＰＣの転換期に乗れなかった可能性がある

　今週は任天堂関連の旗頭の日本写真印刷とミツミ電機の壮絶な決算発表がありました、特に「日本写真印刷」これは酷いね「ＩＭＤで採算が取れずタッチパネルで採算を取る」という最悪な経営方針を打ち立てた可能性が高い「タッチパネル」で攻略する場合、海を越え雇用問題で有名な「勝華科技（ウィンテック）」と真っ向から勝負をしないとならない、この会社と勝負した場合「日本写真印刷は勝てない」と思われる。

日本写真印刷【7915】のローソク足チャート（2010/05/31～2010/08/02）

※データーは週足ベースです

日本写真印刷【7915】の前年の週足比較チャート（2009/06/01～2009/08/03 2010/5/31～2010/08/2）

※データーは週足ベースです

日本写真印刷【7915】のローソク足チャート（2009/12/14～2010/06/28）

※データーは週足ベースです

日本写真印刷【7915】の前年の週足比較チャート（2008/10/20～2009/06/29 2010/10/19～2010/06/28）

※データーは週足ベースです

　ローソク足のテーブル規則は【chd=t0:-1,最安値Ｎ,-1|-1,始値Ｎ,-1|-1,終値Ｎ,-1|-1,最高値Ｎ,-1】となります。ローソク足のデーター規則が（【chm=F,＜declining_color＞,＜data_series_index＞,＜which_points＞,＜width＞,＜order＞】）となります。

　日本写真印刷の決算発表で気になったのが産業資材事業の大幅な受注枯れである。

　ＩＭＤがここまで悪いのは自分も予測外のことで「２００７年８月以来株式をしているが初めての敗北」と言える「タッチパネル」は最悪な事に「任天堂」がメインで他は台湾勢力に取られたというのが如実にでている内容である

　台湾・・・・・最近中国大陸で「労働者のデモ」が活況しているがその会社が「勝華科技（ウィンテック）」である、日本では「海を越えたブラック企業」として有名であるがこの会社は「タッチパネル界ではスターである」

　アップルのタッチパネルを価格競争で分捕りシェアを獲得している会社である、やり方は「ルール無用」であり「２０１０年は利益が上昇しているのにも関わらず従業員の昇給・ボーナス支給を全くしない会社」であり

　更に「忙しいとき以外は従業員を解雇する、忙しいときに再雇用をするが雇用期間は１ヶ月の更新制度を登用」している恐ろしい会社である、日本では間違いなく「労働基準法違反」「最低賃金法違反」「労働者派遣法違反」「雇用安定法違反」という経営である。

　つまり日本写真印刷がタッチパネルで利益を維持するというのは「海を越えた過酷な労働環境で有名な会社と渡り合う」という事である。
　
　それは理論的に難しいと思う「勝華科技（ウィンテック）」の給与は日本の非正規雇用者よりも給与が低い、デモを繰り返しても経営者にもみ消される

　中国当局からは台湾の本社に「労働争議を誘発する経営を止めろ」と言われている企業である、拝金主義の中華人民共和国が頭を悩ませるほどの恐ろしい会社である、日本写真印刷がこの会社に勝利をするには「４０歳代の従業員の平均年収を３００万円以下にする可能性も否定できない」と思われる。

　自分はこの会社の株を５０００株近く欲しいが現在の株価はＩＭＤで採算が取れないならば「苦しい展開を迎える割高」という判断でよいと思う

　自分のミスは

　１．任天堂の第一四半期の決算書を見たときに日本写真印刷の業績も悪い目で見るべきであった

　２．ＨＰ社がPalm買収の際に「ノートＰＣからタブレットＰＣへシフトしノートＰＣの生産を減少させる」という段階まで考えるべきであったこと

　３．ipadの出現でノートＰＣ市場が減少する気配があることを考えるべきであったこと

　４．「勝華科技（ウィンテック）」という恐ろしい会社がライバルであり彼らの価格競争と勝負できるのか？良く考える事であった
　
　５．ＩＭＤの不採算の元凶と言える「台湾・中国のＰＣメーカーの躍進に注目」するべきであった

　その辺の経緯が今回の敗北に繋がったと言える

　だから朝段階でパイオニアを底値で大量に購入しました１０，０００株超えです、パイオニアは８０円代の時に仕込んで良い経験が有ったので、当分は赤字から黒字転換をしても割安な株を狙うという方向にシフトします。

※ここは任天堂の動向で見た方が良さそうである、５０００株は直ぐに手が入ると思う「目標株価は２００４年のＤＳが販売される直前の１０００円ラインで見ても良いかもしれません」パイオニアが３５０円行けばプラテンですからね、今日は昨日の損失を半分返しましたね