トップページスポーツニュース一覧五輪招致 汚染水問題の質問相次ぐ
ニュース詳細

五輪招致 汚染水問題の質問相次ぐ
9月5日 4時46分

五輪招致 汚染水問題の質問相次ぐ
K10042983711_1309050741_1309050749.mp4

2020年のオリンピックとパラリンピックの招致を目指す東京の招致委員会が、4日、IOC=国際オリンピック委員会の総会が開かれるアルゼンチンで記者会見し、海外のメディアから福島第一原子力発電所から汚染された水が漏れ出ている問題についての質問が相次ぎました。

2020年のオリンピックとパラリンピックの開催都市が決まるIOC総会を前に、東京の招致委員会は、4日、ブエノスアイレス市内のホテルで記者会見を開き、20社以上の海外メディアを含むおよそ100人が出席しました。
はじめに招致委員会の竹田恒和理事長が、「10億人以上が住むアジアで多くの若者にスポーツの価値を広めたい」とあいさつしました。
続いて、トヨタの張富士夫名誉会長が、「東京でオリンピックが開催されれば、大会スポンサーに日本企業が殺到することは間違いない」とアピールしました。
このあと質疑応答が行われ、海外のメディアからは福島第一原発の汚染水問題についての質問が相次ぎました。
このうち、東京の安全性について聞かれた竹田理事長は、「東京の放射線レベルは世界の他の都市と同じで全く問題ない」と答えました。
そのうえで、「最後のプレゼンテーションで、安倍総理大臣がこの問題について語ると思うし、安心していただける」と政府も問題解決に取り組んでいることを強調しました。

海外メディア「深刻な問題」

東京の招致委員会の記者会見に参加した海外のメディアからは、「福島第一原子力発電所の汚染水問題は深刻で東京はしっかり答えなければいけない」という厳しい意見が多く聞かれました。
イギリスのインターネットメディアの記者は、「東京は安全性を強調するばかりで、この問題に正面から答えていない。これは深刻な問題で、もっと真剣に考えるべきだ」と指摘していました。
また、アメリカの通信社の記者は、「会見の答えには満足できない。この質問はこれからも聞かれ続けるだろう」と話していました。
その一方で、アルゼンチンのテレビ局の記者は、「東京は安全だと言っていたのだから、それが1つの答えだ」と話していました。

[関連ニュース]
k10014298371000.html

[関連ニュース]

  自動検索

五輪招致 猪瀬知事ブエノスアイレス入り (9月3日 4時47分)

猪瀬知事 五輪招致に影響出ないよう説明 (8月30日 19時18分)

このページの先頭へ