Updated: Tokyo  2013/09/05 04:31  |  New York  2013/09/04 15:31  |  London  2013/09/04 20:31
 

サンフランシスコ連銀総裁:年内の債券購入ペース減速を支持

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  9月4日(ブルームバーグ):米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、米経済が上向きつつある兆候が見られるとし、年内の債券購入ペース減速を支持する考えを示した。

総裁はオレゴン州ポートランドでの講演で、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長は「当局による資産購入の工程表を示した。それには、当局の予測通りに経済が成長すると想定し、年内に購入を縮小させ来年半ばごろに終了するという内容が含まれる」とし、「私はバーナンキ議長の工程表が依然として最善の方針だと考えている」と述べた。

労働市場については「失業率のほか、雇用者数の増加幅など労働関連の指標は引き続き市場の改善を示している」と指摘。「労働市場の大幅な改善という基準に明らかに近づきつつある」と話した。

失業率については労働市場の改善を実際より良く見せている可能性が高いとしたものの、労働市場情勢の概観を表す最善の指標だと説明。近年の労働力人口の減少は、大半が団塊世代の引退といった「構造的要因」に起因していると述べた。ウィリアムズ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を保有していない。

原題:Fed’s Williams Backs Slowing Bond Buying Later This Year(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:Atlanta Steve Matthews smatthews@bloomberg.net;ポートランド Anthony Effinger aeffinger@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/05 03:33 JST

 
 
 
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