ロシアでのG20へ出発する安倍首相=4日午前、羽田空港

 安倍晋三首相は4日午前、ロシアでの20カ国・地域(G20)首脳会合出席のため、羽田空港から政府専用機で出発した。会合後、アルゼンチンに移り、2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会で東京招致を訴える最後のプレゼンテーションに臨む。出発に先立ち、官邸で記者団に「日本の熱気をIOCの皆さんに伝えて東京招致を勝ち取りたい」と意欲をみせた。

 首相は五輪招致と東京電力福島第1原発の汚染水漏れ対応に関し「政府が前面に出て解決する。抜本的な措置を講じており(夏季五輪開催の)20年には全く問題がないことを説明する」と強調した。