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金属製のふた また盗まれる
09月04日 19時10分

金属製のふた また盗まれる
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先月、道路沿いの側溝の金属製のふたが盗まれていた山元町の県道で、2日にもふたが盗まれていたことが新たに分かりました。
これまでに盗まれたふたは160枚以上に上り、宮城県は、新たに判明した63枚分の被害届を4日、警察に出しました。
側溝のふたが盗まれたのは、山元町の県道相馬亘理線です。
宮城県によりますと、先月29日、金属製の側溝のふた54枚が盗まれているのが見つかりました。
さらに2日、新たに同じ種類のふた9枚が盗まれていることが分かったということです。
このため、県の仙台土木事務所は4日、警察に被害届を出しました。山元町では先月5日にも、同じ県道などで側溝のふた99枚が盗まれているのが見つかり、県が警察に被害届を出しています。
これで盗まれたふたはあわせて162枚になりました。
宮城県によりますと、盗まれたふたはいずれも金属製で大きいものは縦1メートル、横2メートル50センチ、重さは30キロほどあり、1人で持ち上げるのは難しいということです。
被害の総額は250万円余りに上るということです。
警察は、3件の事件は、同じグループの犯行の可能性があるとみて、窃盗の疑いで調べています。
現場は、津波で大きな被害を受けて復旧工事が行われている地域です。
土木事務所の担当者は、「県民一丸となって復旧・復興に取り組む中、水をさす犯罪行為で絶対に許せない」と話しています。
土木事務所は、くず鉄として売り払うため、金属製のふたが狙われたのではないかとみていて、今後、県道相馬亘理線の側溝のふたを、すべて、コンクリート製に取り替えるということです。