UPDATE 2-ユーロ圏の8月総合PMI改定値は51.5、2011年8月以来の高水準
(内容を追加します)
[ロンドン 4日 ロイター] - マークイットが4日発表した8月のユーロ圏購買
担当者景気指数(PMI)改定値は総合が51.5と、7月の50.5から上昇し、20
11年8月以来の高水準となった。速報値の51.7からはやや下方修正された。
先行指標である新規受注指数が51.0と、2011年7月以来初めて50を上回っ
た。
マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏の景気
回復は一段とすそ野が広がってきたようだ。景気後退から脱却するセクター・国が増えて
いる」と指摘。
その上で「全体としては改善しているが、経済成長は非常に緩やかとみられる」とし
、PMI統計からみて、第3・四半期のユーロ圏の経済成長率は0.2%になるとの見通
しを示した。これはロイターがまとめたアナリスト予想と一致している。
地域別ではばらつきがあり、ドイツの総合PMIが53.5と、7カ月ぶりの高水準
だったのに対し、フランスは48.8と、前月の49.1から低下した。
以下は各国別のPMI。
8月 8月速報値 前月
<ユーロ圏=マークイット発表>
総合PMI指数 51.5 51.7 50.5
サービス部門PMI指数 50.7 51.0 49.8
<ドイツ=マークイット発表>
総合PMI指数 53.5 53.4 52.1
サービス部門PMI指数 52.8 52.4 51.3
<フランス=マークイット/CDAF発表>
総合PMI指数 48.8 47.9 49.1
サービス部門PMI指数 48.9 47.7 48.6
8月 前月
<イタリア=マークイット/ADACI発表>
サービス部門PMI指数 48.8 48.7
<スペイン=マークイット発表>
サービス部門PMI指数 50.4 48.5
<英国=マークイット/CIPS発表>
サービス部門PMI指数 60.5 60.2
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