不思議なめぐり合わせ
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昨日 風邪をひいて会社をお休みしました
本当は休むほどでもなかったんです
いつもなら えい!って会社に行けちゃうくらいの 軽い風邪
だけど なぜか昨日はお休みを取りました
それでも最近 すこし疲れていたので
日向ぼっこをしながら本を読んでいるうちに
いつのまにかぐっすり眠っていて
玄関の方で ガタンっと大きな音がしたので目が覚めました
旦那さまかな?
― 誰も入ってくる気配はありません
音の正体が気になって 目が覚めて
そろそろと玄関にむかいました
魚眼レンズをのぞいてみましたが 誰もいません
と ずっと下の方
― 魚眼レンズでは見えない ずっと下の方からかすかな声
お隣さんは ご高齢のおばあちゃんがひとり住まい
嫌な予感がして 玄関を飛び出しました
おばあちゃんは廊下で転倒し そのまま動けなくなっていました
起き上がろうとしたけど 靴を履いたままでは足に力が入らなかったのでしょう
雪が積もる季節の冷たい廊下で
靴をぬいで 裸足で 懸命に起き上がろうとしていました
― わたしの祖母も 真冬に玄関前で転倒し
動けないまま7時間 家族の帰宅を待ち続けたことがありました
祖母は亡くなりましたが(それが原因ではありません)
それを思い出して 胸が苦しくなりました ―
おばあちゃんは 幸いケガもなく
ちゃんと歩いて帰ることができました
ほっと胸をなでおろしました
昨日 会社を休んでいて本当によかった
わたしが家にいなかったら 祖母と同じ思いをさせていたかもしれない
(このフロアに住んでいるのは おばあちゃんとわたしたち夫婦だけなので)
そう考えると
この世に起こりうる全てのことには ちゃんと意味があるのかなって
不思議なめぐり合せを感じました
昨日 あれくらいの風邪でどうして会社を休もうと思ったのか
自分でも不思議なのだけれど これが運命というものなんでしょうか
とにかく おばあちゃんを助けられて本当によかった☆
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