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ジョニー大倉、余命2週間の闘病を語る

日刊スポーツ 9月4日(水)8時24分配信

ジョニー大倉、余命2週間の闘病を語る

肺ガンと闘うロックンローラー、ジョニー大倉(左)と長男の俳優毛利ケンイチ

 肺がん治療中のジョニー大倉が61歳の誕生日の3日、都内の病院で取材に応じ、闘病生活を赤裸々に語った。

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 余命2週間と宣告されていたこと、約240時間に及ぶ抗がん剤治療で最大15センチのがんが2センチに縮小したこと、副作用からの苦しみを、脱毛した頭部をさらけ出して明かした。ありのままの闘病内容を語ることが、全国のがん患者の励みになればという思いからの叫びだった。



 リーゼントだったジョニーが、脱毛した頭部を隠すことなく語り始めた。

 ジョニー 2週間で死ぬ命と言われた僕が、3カ月かけて、良い医者と良い薬と良い家族に助けてもらった。生きていることは良いことと実感しています。

 6月5日の入院前、実は家族にだけ「余命2週間」と告知された。MRIとCT検査で肺に14〜15個のがんが見つかり、最大15センチにもなっていた。今も病院に寝泊まりして24時間付きそう妻のマリー大倉さん(60)、母が寝る夜中に徹夜で看病する長男で俳優の毛利ケンイチ(40)は言う。

 マリーさん 生死をさまよう状況で、とても本当のことは言えなかった。

 毛利 今思えば、奇跡としか言いようがない。

 家族の様子からジョニーも察してはいた。

 ジョニー 一番いい生き方をチョイスするなら、がんに侵されてふさぎ込むのはやめた方がいい。この世に生まれて何をすべきか、もう1度判断すれば、「まだ大丈夫」という自信につながる。自分が闘える気持ちになるかならないか。最後は自分で乗り越えるしかない。僕も、がんになって、自分で制圧している感覚を力にして闘っていきたい。【聞き手・山田準】

◆ジョニー大倉(おおくら)1952年(昭27)9月3日、神奈川県生まれ。72年6月、矢沢永吉らと4人組ロックバンド、キャロルを結成。革ジャン、リーゼント、サングラスのスタイルでファンキー・モンキー・ベイビーなどをヒットさせた。75年4月、音楽性の違いを理由に解散後はソロ活動。81年には映画「遠雷」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。173センチ、78キロ、血液型B。

最終更新:9月4日(水)11時17分

日刊スポーツ

 

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