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汚染水漏出で東電社長ら告発
9月3日 12時3分

汚染水漏出で東電社長ら告発
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福島第一原子力発電所で汚染水が漏れ出している問題について、福島県の住民が「東京電力が必要な対策を先送りしたのが原因だ」と主張して、東京電力の廣瀬社長などの刑事責任を問うよう求める告発状を福島県警察本部に提出しました。

福島県警察本部に告発状を提出したのは福島県の住民3人です。
住民たちは告発の中で、福島第一原発で原子炉の冷却に使った水の貯蔵タンクから高い放射線量の汚染水が漏れだしているのは、東京電力が地中に遮水壁を作るなどの必要な対策を取る義務を怠ったためで、公害犯罪処罰法違反の疑いがあるとしています。
そのうえで、法人としての東京電力と廣瀬社長など幹部30人余りの刑事責任を問うよう求めています。
住民の代理人の河合弘之弁護士は告発状を提出した理由について、「東京電力は遮水壁などには1000億円規模の費用がかかることから株価が下がるのを恐れて先送りし、汚染水の漏えいを拡大させた。経済的な理由を優先し、地震や津波の対策を取らず原発事故を招いたのと構造が全く同じで、責任をはっきりさせる必要がある」と話しています。
一方、東京電力は「コメントは差し控えたい」としています。

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