インタビュー:原発汚染水問題、政府関与で「一定の成果」=経産相
[東京 4日 ロイター] - 茂木敏充経済産業相は4日、ロイターのインタビューに応じ、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発の汚染水処理の問題で、政府が関与を強めて以降「一定の成果が出ていると考えている」と強調した。
汚染水処理を含む廃炉作業における国と東電の役割分担について茂木経産相は「国が前面に出て加速させたいと思っているが、日々のオペレーションは原発を所有している東電が責任を持つ」との考えをあらためて示した。
<護岸近くの海、放射能濃度が抑制>
茂木氏が「一定の成果」と強調するのは、原発敷地内の海岸近くのエリアにおける地盤改良の工事が進ちょくし、現場の前の海側で放射能濃度が抑制されているという点だ。
4月上旬に福島第1原発の地下貯水槽から汚染水漏れが発覚してから、同問題の深刻さが顕在化。経産省は4月下旬に対策委員会を設置するなど関与を強めてきた。
政府と東電が打ち出している汚染水対策の主要項目の中に、護岸近くのエリアに水ガラスによる壁を打ち込み、汚染された地下水を汲み上げるとともに、雨水が地中に染み込まないよう地面を舗装する作業がある。
資源エネルギー庁によると、この作業自体は東電が検討したものの、作業エリアを広げるよう政府が提案。茂木氏は「我々から提案した水ガラスによる地盤改良の工事が進んでいる。水ガラスを設置した前にある海の放射能濃度が抑制されている」と話した。
<作業主体はあくまで東電> 続く...
