元上司のIDとパスワードを無断で使い、大阪市の庁内ネットワークに不正に侵入したとして、大阪府警は4日、市建設局南部方面公園事務所職員・西野和晃容疑者(32)=城東区=を不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕した。容疑を認め、「これまで何度も繰り返し、他人の保存したデータなどを盗み見た」と供述しているという。府警は4日午前、西野容疑者の自宅や勤務先の事務所(東住吉区)を家宅捜索し、パソコンなどを押収した。
サイバー犯罪対策課によると、西野容疑者が使っていた職場のパソコンには昨年2月〜今年6月、複数の職員のIDとパスワードを使って約300回、不正アクセスした形跡があるといい、裏付けを進める。