牛丼大手5社を徹底検証! 中国産食品の危険な実態 使用度が高い食材は… (1/2ページ)

2013.05.17


中国産食品に関する牛丼チェーン5社の回答【拡大】

 残留農薬、日本では認められていない防腐剤の使用など中国産食品の危険な実態が注目されている。先日も、偽装羊肉の事件が発生するなどそのモラルの低さに改めて驚かされた。中国産食品が日本に輸入される場合、検疫検査があるため安全とされているが、「どうにも気になる」のも消費者心理だ。普段口にする外食にはどのような中国産が使われているのか。本紙では第1弾としてサラリーマンのフトコロの味方、牛丼に着目。大手チェーン5社に独自アンケートを試みた。

 1杯の牛丼に「メード・イン・チャイナ」はどれだけあるか。

 調査対象として選んだのは、業界トップ3の「吉野家」「松屋」「すき家」と、新規参入以降、3年で135店(2013年5月16日現在)まで急拡大した「東京チカラめし」。それに首都圏を中心に展開する「神戸らんぷ亭」を加えた5社。

 各社に(1)商品に占める中国産食品の割合と使用状況(2)その内容(3)使用する中国産食品はどこで作られ、どうやって輸入しているのか−の3点で質問状を送った。

 まず牛丼(並)を4月中旬から280円に値下げした「吉野家」。運営する吉野家ホールディングス(東京都北区)は、牛丼に添えられる玉ねぎを「季節によって使用」。牛丼以外のメニュー「焼鳥つくね丼」の鶏肉で「中国産を使用」と回答した。

 「松屋」の松屋フーズ(東京都武蔵野市)は使用食材について、「時期や販売地域によって異なる」としつつ、ホームページ(HP)に食材の産地情報を記載。そのHPによると、主力商品の「牛めし」で、国産と中国産の玉ねぎを併用し、「豚バラ焼肉定食」で、青ねぎの一部を中国産でまかなっている。

 新規参入組の「東京チカラめし」を展開する三光マーケティングフーズ(東京都豊島区)は、米について「中国産米と国産米、中国産米と米国産米と国産米などのブレンドを使用している」と説明した。

 一方、牛丼業界最大手「すき家」のゼンショーホールディングス(東京都港区)は「当社の取り組みを部分的に抜粋して報じられると消費者に誤解を招く可能性がある。そうした趣旨から回答を差し控える」とコメントした。同社のHPでは「お米、牛肉、レタス、キャベツ」に限って産地を公開。いずれにも「中国産」の表示はない。牛丼に欠かせない玉ねぎについては「現時点で公開していない」(同社広報)としている。

 社名と同じ店舗名で首都圏に展開する「神戸らんぷ亭」(東京都台東区)は「担当者が不在で回答できない」(5月15日現在)。同社の場合は、HP上でも食材の産地公開をしていない。が、「お客さまから問い合わせがあれば個別に対応している」(同社)と答えた。

 

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