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特別養子縁組 支援グループ発足へ
8月31日 13時41分

特別養子縁組 支援グループ発足へ
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出産した親が育てられない乳幼児の特別養子縁組を支援しようと、全国の10を超える産婦人科の医療機関が、来月、グループを発足し、子育てを望む夫婦へのあっせんを進めていくことになりました。

特別養子縁組は、血縁関係のない子どもと大人が、裁判所の許可を得て戸籍上の親子関係を結ぶ制度で、出産した親が育てられず乳児院で暮らす乳幼児はおよそ3000人に上っていますが、民間団体や児童相談所があっせんして成立する特別養子縁組は、年間百数十人にとどまっています。
このため、埼玉県熊谷市で産婦人科の診療所を開いている鮫島浩二医師が、あっせんを支援するグループを作ることにしたもので、全国の10を超える医療機関が参加する予定です。
グループは、来月8日に設立総会を開いて活動を始め、鮫島医師の診療所を窓口にして、望まない妊娠をした女性などからメールと電話で相談を受け付けることにしています。
連絡を受けた場合、グループのうち女性から最も近い医療機関を紹介し、子育てを望む夫婦にあっせんするということです。
鮫島医師は「小さな子どもは家庭で育つべきで、妊娠中から関わる各地の医師が連携することで特別養子縁組を増やし、子どもたちがより幸せになれるようにしたい」と話しています。

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