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放送内容


9月4日(水)

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メインテーマ大人で急増!“怖い”ぜんそく
【番組冒頭】増えてます!美容男子


出演者

<大人で急増!“怖い”ぜんそく>
専門家ゲスト:谷口正実さん(国立病院機構相模原病院 アレルギー科)
ゲスト:森公美子さん(歌手)、金子貴俊さん(俳優)
リポーター:寺門亜衣子アナウンサー

<【番組冒頭】増えてます!美容男子>
専門家ゲスト(VTR出演):藤村岳さん(男性美容研究家)
リポーター:伊藤海彦アナウンサー


長引くせきに悩まされるという方はいませんか?実はこれ、呼吸困難をも引き起こす“怖い”病気の予兆の一つかもしれません。
それは、ぜんそく。子どもの病気と思われがちですが、大人で発症する人も多く、この10年で患者数は2倍に増加、年間およそ2,000人が亡くなっています。とくにこれからの秋は、息苦しくなる発作が最も起きやすい季節と言われています。そして大人の場合、1度発症すると、なかなか治すことが難しいといいます。
そもそも、ぜんそくとはどんな病気なのか、そしてどうしたら早期に発見して、治療できるのかなど、ぜんそくの実態と治療方法についてお伝えします。

サインの一つは長引くせき?!

9年前に命に関わる大発作を起こした患者さんの例から、ぜんそくのサインの一つが、長引くせきにあることをご紹介しました。
8週以上にわたってせきが続くようなケースの場合は、慢性的な病気が隠れていることが考えられ、そのうちの半分はぜんそくの可能性が高いそうです。
しかし、せきと一口に言ってもさまざまな原因が考えられ、感染症や最近増えている逆流性食道炎というなどといった病気の可能性も否定できません。そこで番組では、自分のせきがぜんそくの初期症状によるせきなのかどうか、見分けるための4つのポイントをご紹介しました。
まず、たんが白く熱がない場合。逆にたんが黄色で熱がある場合は感染症の可能性が非常に高いといいます。そして、せきのタイミングが決まっており、毎年同じシーズンに出る場合。ぜんそくのせきは、夜中から明け方に出ることが多く、毎日この時間帯に出るときには、ぜんそくの疑いがあるようです。

■長引くせきのチェックポイント
(1)“たん”が白い
(2)熱が出ていない
(3)せきのタイミングが決まっている
(4)毎年決まったシーズンに出る

長引くせきを判定する呼気NO検査

さらに医療の現場で、初期ぜんそくの診断に大きな助けとなっている新検査法「呼気NO検査」をご紹介しました。呼吸の中の一酸化窒素量の割合を測ることで、ぜんそく患者特有の気道の炎症があるかどうかをみる検査です。気道にぜんそく特有の炎症があると、一酸化窒素を多く産出するので、その量を測ることで、炎症があるかどうかを見ることができます。
現在全国で200か所ほどで普及しており、今年保険適用を受けたことから、さらに普及していくと見られています。

(注)現在呼気NO検査を実施しているのは、クリニックでは少なく、大学病院や総合病院がほとんどです。もし受けたいという方は、お近くの大学病院や総合病院などに問い合わせてみて下さい。

知識をもてば、ぜんそくはコントロールできる?!

一度本格的なぜんそくを発症してしまったら、治りにくいと言われている大人のぜんそく。それでは、どのようにこの病気とつきあったらいいのでしょうか?
NPO法人が実施しているぜんそく患者のための認定試験制度をご紹介しました。このNPOでは、この試験に合格した「熟練患者」は、症状が悪化するのを食い止め、普通の人と変わらぬ生活をできるようになった人が多数いるといいます。

お問い合わせ先

NPO法人「環境汚染等から呼吸器病患者を守る会(エパレク)」
ホームページ:http://eparec.org
ファックス:03-6272-9414

自己判断でやめないで“吸入ステロイド”

ぜんそく患者さんの多くが処方される吸入のステロイド。毎日吸入することで、気道の炎症を抑える薬です。しかし、この薬、医師の判断ではなく自分で勝手にやめてしまい、症状を悪化させる人が多いといいます。
せきなどと言った苦しい症状が薬によって一時的に治まると、気道に炎症が残っているのにも関わらず薬をやめてしまう人が多いのですが、炎症は治っていないので、また発作を起こしてしまうのです。そうして発作を繰り返してしまうと、空気の通り道が非常に狭くなってしまい、より重い発作を起こしてしまうようになるのです。
副作用が怖い、というのでなかなか毎日症状がないのに吸えないという人もいますが、先生によると、多くが肝臓で分解されるので副作用は少ないとのこと。それよりも、吸入をやめて重い発作をおこす方が危険だといいます。
自分がいまどんな薬をなんのために使っているのか、ぜんそくの治療には患者の自主的な参加が大事だと言われています。

子どものぜんそくも増加!

運動で発作が起きる子どもの成長を、後押しするには・・・

大人だけでなく、子どものぜんそくも増えています。今や1クラスに1~2人はぜんそくの子がいると言われています。
そして子どもの場合、大人よりも多いのが「運動してぜんそく発作が起きる」ケース。学校の体育や友達の遊びの間に、1人だけ休まなければならないこともあり、集団の中で子どもが自分に自信を失ってしまうことも少なくありません。
そんな子どもに自信を身につけ、成長の機会にしてもらおうと、神奈川県立こども医療センターの医療スタッフが中心で行っている「アレルギー児サマーキャンプ」の取り組みを紹介しました。ぜんそくのほかに食物アレルギーや、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をもつ子どもたちが、親元を離れて毎年2泊3日、神奈川県三浦海岸でキャンプをしています。
多くが病気のために親のケアが必要で、これまで親元を離れて旅行にいった経験のない子どもたち。自分1人が病気ではないという環境で、のびのびと過ごすうちに成長のきっかけをつかんでいきます。

お問い合わせ先

「アレルギー児サマーキャンプ」
ホームページ:http://summercamp.web.fc2.com/camp2013/inquiry.html
※神奈川県立こども医療センター主催ではありませんので、病院への問い合わせはご遠慮下さい。

番組冒頭増えてます!美容男子

今、美容にこだわる男性、通称「美容男子」が増えていることをご存じですか。
限られた一部の男性たちの話・・・と思いきや、20代~30代の男性の多くにとっては、基礎化粧品を使うことがもはや当たり前になっているんです。
今回は、そんな「美容男子」たちの知られざる生態を探ります。
美容男子が多く集まる街、有楽町にある男性向け百貨店、銀座の男性専門美容サロン、さらには、25才の「美容男子」の自宅にお邪魔。
一体なぜ、今「キレイになりたい」男性たちが増えているのか、その理由に迫ります。

専門家の藤村さんによると、「美容男子」初心者は、以下のような落とし穴に陥りやすいそうです。

1.洗顔

凝り性の男性は洗いすぎて、肌に必要な脂分を失って肌荒れしてしまいがち。
優しく洗うことが大切です。

2.ひげ

カミソリ負けが嫌でひげを無理に抜くと、毛穴から雑菌が入って炎症を起こすことも。
しっかり保湿をして、そるというのが基本です。

3.爪

やはり凝って、ぴかぴかに磨きあげてしまい、不自然になったり、
ひどいと爪が薄くなって割れやすくなることも。


視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。

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