中国株（終了）：10週間ぶり高値－首相発言などを好感

　　９月３日（ブルームバーグ）：中国株式 市場では、上海総合指数が10週間ぶり高値に上昇。李克強首相が今年の経済成長目標達成に自信を示したことや、ゴールドマン・サックス・グループが2013年の同国の成長率予想を引き上げたことを好感した。

興業銀行（601166 CH）や保利房地産集団（600048 CH）を中心に銀行株や不動産株が上昇。自動車メーカーの広州汽車集団（601238 CH）が2.8％上昇するなど、景気に敏感な消費関連株も値上がりした。農業生産法人の黒龍江北大荒農業（600598 CH）は10％高。政府の改革が同業界の追い風になるとの観測が広がった。

上海証券取引所の人民元建てＡ株と外貨建てＢ株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比24.67ポイント（1.2％）高の2123.11で終了。上海、深圳両証取のＡ株に連動しているＣＳＩ300指数は同1.5％高の2354.50。

華泰証券の周林アナリストは、「８月の経済指標は好調であり、今後数カ月もこのようなトレンドが継続するとの楽観的な見方が浮上している」と指摘。「景気を後押しする追加の諸改革への期待もある」と述べた。

原題：China Stocks Rise to 10-Week High on Li Confidence,Goldman View（抜粋）

記事に関する記者への問い合わせ先：ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ Weiyi Lim wlim26@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先：Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/03 17:11 JST