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04 Sep 2013 06:05
(cache) 時事ドットコム:偉業実現させた次兄=亀田大、確かな成長−IBF世界戦
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偉業実現させた次兄=亀田大、確かな成長−IBF世界戦

偉業実現させた次兄=亀田大、確かな成長−IBF世界戦

IBFスーパーフライ級王座決定戦の3回、ゲレロに右ストレートを放つ亀田大毅(右)=3日、高松市のサンメッセ香川

 両手を広げた次兄に、長兄と末弟が抱き付いた。亀田大が判定勝ちで2年8カ月ぶりの王座復帰。2階級制覇を果たすとともに、世界で前例のない3兄弟の現役世界王者そろい踏みが実現した。
 「俺が2本もベルトを巻くなんて奇跡。世界一の3兄弟になれた」。IBFの赤いベルトを手に、リング上で誇らしげに得意な歌を披露した。
 序盤から足を使ってかく乱。ノーモーションの右は有効で、不得手だったコンビネーションも何度も決めた。10回は臆さず足を止めて激しく打ち合い、11回には右を打ち込みながら飛び込んで左右の連打につなげた。「今回は本当に頑張ってきた。冷静に気迫を出せた」。単調で粗削りだった以前の姿から、確かな成長を感じさせた。
 練習嫌いと言われながら、この一戦に向けて酷暑の中で猛練習した。1カ月前には血を吐いたと言う。減量苦も相変わらずで、脱水症状で足が何度もつった。絶食は試合前日の計量まで丸5日間。IBFには増量を制限する当日計量もあり、空腹で熟睡できず声も出ないほどだった。
 亀田家にもたらされた新たなベルト。「夢のよう。最後まで諦めなかった」。日本が4月に加盟したばかりのIBFに道を切り開く意味でも、元世界王者を倒した価値は大きい。かつて反則行為で批判を受け、3兄弟の中で最も素質に劣ると酷評されてきた男にとって、生涯最高の戦いだった。(2013/09/03-23:07)


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