トップページ社会ニュース一覧台風17号 温帯低気圧に変わる見込み
ニュース詳細

台風17号 温帯低気圧に変わる見込み
9月4日 8時59分

台風17号 温帯低気圧に変わる見込み

台風17号は、勢力を弱めながら九州南部を北東へ進んでいます。
このあと温帯低気圧に変わる見込みですが、四国では猛烈な雨が降っていて、気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、台風17号は午前3時ごろ鹿児島県指宿市付近に上陸し、午前9時には宮崎県日向市付近を1時間に30キロの速さで北東へ進んでいるものとみられます。
中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いているとみられます。
台風は次第に勢力が弱まっていて、このあと九州の東海上に抜けて温帯低気圧に変わる見込みです。
台風と前線の影響で北日本から西日本にかけての各地で大気の状態が非常に不安定になっていて、九州や四国、中国地方で雨が強まっています。
午前8時20分までの1時間に、▽高知県檮原町では82.5ミリの猛烈な雨が降ったほか、▽愛媛県の東温市上林では49ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で、鹿児島県と愛媛県、香川県、岡山県、それに広島県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているところがあります。
鳥取県と広島県では、川が氾濫する危険性が非常に高くなっている地域があります。
4日は西日本から北日本の各地で雷を伴って激しい雨が降り、四国では局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
5日の朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで▽九州南部と四国が300ミリ、▽九州北部が250ミリ、▽近畿と山口県で200ミリ、▽東海が180ミリ、▽中国地方が150ミリ、▽北陸と東北が100ミリと予想されています。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

[関連ニュース]
k10014266901000.html

[関連ニュース]

  自動検索

台風と前線 週末は広範囲で大雨のおそれ (8月29日 7時10分)

このページの先頭へ