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【大リーグ】松坂、3戦連続KO「言い訳できない」 次戦は背水マウンド2013年9月4日 紙面から ◇ブレーブス13−5メッツ【アトランタ穐村賢】ああ、3連敗…。メッツの松坂大輔投手(32)は2日(日本時間3日)、敵地でのブレーブス戦に先発し、3イニングを7安打6失点と炎上。今季の初登板から3戦連続で黒星を喫した。防御率は10・95と散々で、さすがの怪物も自信を喪失気味。それでも、先発陣の駒不足からコリンズ監督は先発ローテから外さない方針だが、球団はマリナーズを自由契約となったアーロン・ハラング投手(35)を獲得するなど不足分を補強中。次戦の相手は8月まで在籍した“古巣”インディアンスだが、まさに崖っぷち登板となりそうだ。 またも背信投球を繰り返した。初戦は5イニング5失点。2戦目は4イニング1/3で4失点。そして3戦目は…。メ軍移籍後最短となる3イニングで6失点。期待を裏切り続け、松坂は「なんの言い訳もできないです。見ての通りの結果です」とか細い声を絞り出すのがやっとだった。 前回同様、序盤から制球に苦しんだ。直球、変化球ともに捕手のミットに制球できず、初回はいきなり3連打で2失点。2回も2死二塁から適時打を浴び、その後、一、二塁から3番フリーマンに右翼席へ3ランを献上。内角高めへの89マイル(約143キロ)直球を完璧に捉えられ、「コース自体は甘くなかったし、相手の技術が高かった」とうなだれた。 これで昨季から8登板連続で勝ち星なし。今季の3試合では12イニング1/3で15失点という散々たる内容だ。防御率は10・95とかつての怪物ぶりは見る影もなし。それでも、コリンズ監督は「松坂はチームの一員としてプレーしていく」と次回先発を示唆。先発陣に故障者が相次いでおり、優勝争いから脱落しているチームは若手の酷使も避けたい。そんな台所事情から次回のマウンドは確保できそうだが、安穏とはしていられない。 球団はこの日、マリナーズを自由契約となった2006年最多勝右腕ハラングとマイナー契約。ローテ不足を補うため、9月に入っても活発に補強に動いている。ハラングは14日のダブルヘッダーで先発予定で、松坂のローテ投手の“地位”は決して安泰ではない。 「危機感は常に持っている。我慢をしなければいけない時期は何度かあったけど、自分の中で良くなりそうなきっかけが見つからない」 試合後、自信喪失のコメントを並べた右腕。バットでは2回に適時打を放って2010年以来の打点を挙げたが、今の松坂には慰めにもならない。次戦の予定は8日(日本時間9日)のインディアンス戦。「『まだ投げさせる』と言ってもらえる間になんとかしなければいけない」。結果次第ではラストチャンスとなり得る次戦。覚悟を胸に、怪物がマウンドへ向かう。 PR情報
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