■イ・オクソンさん「日本は私たちが死ぬのを望んでいる…早く韓国政府が乗り出すべき」
(1)86歳(1927年)/釜山
(2)家が苦しく学校に行けなかったが、1940年に「お金も稼げて勉強もさせてもらえる」という話で蔚山にある旅館で働いた。そんな中、42年に朝鮮人1人と日本人1人によって中国・延吉に連れていかれ、3年間慰安婦として過ごした。
(3)解放後、朝鮮人の男性と結婚して中国の八道鎮(吉林省竜井市)に住んだが、夫が戦争で入隊したため、生き別れになった。別の男性と再婚し、息子夫婦と共に中国・延吉で暮らした。
(4)2000年に韓国に永久帰国し、現在は「ナヌムの家」で生活。
(5)朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と会って慰安婦問題の解決を求めること。「韓国政府は早く日本に謝罪せよと催促してほしい。韓国政府がきちんとやらないから、(元慰安婦の)女性たちが(ソウルの日本)大使館前に行っていつも拳を突き上げているのではないか。朴槿恵大統領が私を一度招待してくれればいいと思う。一度会って、隣に座って話をしたい。日本人は、お金がなくて私たちに賠償しないのではないはずだ。そのお金で戦争の準備をしている。私たち(元慰安婦)は、今ではみんな80-90歳になっていて、(日本は)私たちが死ぬことを望んでいる。韓国政府が乗り出すべきだ。日本では元慰安婦が死ぬのを待っているが、私たちがみんな死んでしまう前に解決すべき。歴史は消えるものではない」