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【プロ野球】巨人 執念ドローでM18 9回2死から矢野が同点打2013年9月4日 紙面から
◇巨人3−3ヤクルト延長12回の末に引き分けた。巨人が1点を追う9回2死満塁で代打矢野が左前へ適時打して追い付いた。ヤクルトは先発の徳山が7回途中まで2失点と好投したが、9回に石山が1点のリードを守れず、逃げ切りに失敗した。 9月に入り、2試合続けて追いついての引き分け。優勝マジック点灯中の巨人にとっては負けないことが何より大切だ。マジックは1つ減って18。原監督は「6安打か…。3点よく取ったな。4点目が重かったけど」と、延長戦に持ち込んだ終盤の粘りを評価した。 「初モノに弱い」巨人は、この日も初対戦の先発徳山に苦しんだ。5月に育成枠から支配下登録された右腕に6回まで1安打1四球。二塁も踏めなかった。そんな流れを隙のない攻守で変えた。 7回にロペスの犠飛などで2点を奪い、2−3で迎えた9回表。2死二塁で打席にバレンティン。52発男に対し、巨人は第4打席まで勝負に出ていたが、一転して敬遠策。一塁を埋めるのは勝つためには当然の策だった。ベンチのサインを確認して阿部が立つと、スタンドから大ブーイング。2万240人の観衆の9割は巨人ファンでオレンジのタオルを振り回していたが、富山でのプロ野球生観戦は年に1度。新記録を狙う大砲との対決を要求するのも無理はなかった。 それでも指揮官に迷いはなかった。「何度も言っているように、それが勝つためにやっているということですよ」。結果的にそこで失点しなかったことが、その裏の矢野の同点打、さらに延長引き分けにつながった。持久戦になるほどマシソン、山口、西村と盤石のリレーが構えている巨人が有利になる。「投手陣が順調に仕事をしてくれた」とは川口投手コーチ。勝ちに等しい引き分けを引き寄せた巨人がまた一歩、ペナントに近づいた。(竹村和佳子) PR情報
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