1 心がけよう「ココロのセルフメンテナンス」

映画『赤々煉恋』で主人公の樹里を熱演 土屋太鳳さんインタビュー

「目の前の世界だけがすべてじゃない」

「龍馬伝」、「鈴木先生」などの話題作に出演し、着々と活躍の場を広げる土屋太鳳さん。最新の主演映画「赤々煉恋」では、生と死、人と人とのつながりについて深く考えさせられたと言います。悩みに遭遇したとき、それを受け入れつつ、周りの支えで乗り越えてきたという、“土屋さん流ココロのメンテナンス”を語っていただきました。

土屋太鳳さん Tao Tsuchiya

●プロフィール

女優。1995年東京生まれ。10歳の時『スーパーヒロインオーディション ミス・フェニックス』で4万人近い応募者の中から審査員特別賞を受賞。大河ドラマ『龍馬伝』で少女期の乙女役を演じるなど、着実に実績を重ねている。『赤々煉恋』は2作目の主演映画。

●主演映画『赤々煉恋』

朱川湊人の短編集『赤々煉恋』に収められた『アタシの、いちばん、ほしいもの』が原作。監督は小中和哉氏。「自殺は絶対にしてはいけない」というメッセージを、独特のエンタテインメント手法で描ききった作品。2014年春公開予定。

悩みやストレスへの対処法

迷惑をかけてしまうことがあるからこそ感謝の気持ちを忘れないようにしています。

高校時代からダンス部に所属していて、大学生となった今は舞踊学を専攻しています。高校は強豪校でもあって上下関係は厳しかったですけど、その中で人間関係の大切さや礼儀を学ぶことができました。
ダンスは基本的に団体競技。私は女優のお仕事もあるのでスケジュールによっては練習に行けないこともあったりして、仲間に迷惑をかけてしまうことがあります。でも、そんな時は仲間のみんながフォローしてくれて、ダンスに取り組み続けることができているんです。みんなには本当に感謝していますね。「感謝と初心を忘れない」という言葉は、私の座右の銘なんですよ。

今の悩みは大学のテストですね(笑)。でも、逃げないで挑戦したいと思っています。

私は大学生なので、悩みやストレスと聞いてまず思い浮かぶのは「テスト」のことですね。舞踊学には実技のテストがあって、振り付けの種類が多くてすごく長いんです。今は、本当にテストのことで頭がいっぱいです(笑)。
あと、たとえば部活の試合でミスして悩むこともあります。試合中は悩んで落ち込んでいる時間もないし「ここからがスタート」と思って気持ちを切り替えるようにしていますけど、最近は、ミスしたことを忘れてしまうだけでは失敗を乗り越えられないと感じるようになりました。だから、同じ失敗を繰り返さないためにどうすればいいのか、自分にできることは全部試してみるくらい、とことん悩んで挑戦してみようと思っています。

元気を取り戻す方法は、ゆっくり大きく呼吸すること。

女優としてのお仕事やダンスの試合。とても緊張してしまって元気をなくしちゃいそうになることもあります。そんな時、最近気を付けているのが「呼吸」です。何かの本で読んだんですけど、人は強いストレスを感じた時に、呼吸が浅くなってしまうそうなんです。意識してみると、緊張している時は本当に呼吸が浅くなっていることに気が付きました。
だから、自分で「あ、緊張してるな」と感じたら、ゆっくり大きく深呼吸するんです。悩みがあってなかなか元気が出ない時にも、深呼吸すると不思議と気持ちが落ち着いて元気が取り戻せる気がします。

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