2013年06月29日

2012年09月26日 これを読めば全部分かる!買って損はしないコスパ最強Google Nexus7!

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Nexus7の価格19,800円に対し、値上げ前のiPad miniのそれは28,800円で、その差は9000円となる。Nexus7 & iPad miniを所有していた経験からすると、Nexus7は9000円安くて20,000円を切っているのだから、もうこれは文句言えないだろう?っていうことで冒頭の記事をアップしたのだが、金額を度外視してハードウェアそのもので比較すると、やはりNexus7とiPad miniの差は歴然としている。

たまに画面がカクカク、描画処理が遅くなるNexus7に対して、何をするにしても起動迅速・遅滞皆無・快適操作のiPad miniは模範的な優等生のよう・・・とでも表現したらいいのか、全く隙がないのだ。このあたりが9000円の価格差とアップルだけが持ち得るノウハウなんだろうと納得しているが、次に購入したChromebookはというと・・・

2012年12月11日 米国で品切れ状態!Google謹製Chromebookを米国アマゾンで購入しようとしたら・・・

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当時の為替レートで税込み価格が約23,000円と、これまたノートPCとしては極端に安い。土日はこのブログ文章をChromebookで入力しており、今更ながらこれで23,000円は安いと思うのだが、唯一にして最大の不満はディスプレイの仕上がり。Retinaディスプレイに見慣れているゆえに、これでもう少し綺麗だったらなぁ・・・・といつも思ってしまうのだ。

で、何が言いたいのかというと、結局のところ安い製品にはそれなりの不満というか、ちょっと改善してくれたら嬉しいなという点がいくつかあるのだが、先日購入したばかりのWindows Phone Nokia Lumia 520には少なくともハードウェア上の問題点は皆無と言っていい気がする。

Gooogle検索で【Lumia 520】と検索すると分かるかと思うが、開封儀式や表層的な感想を掲載しているサイトは多々あれど、Nokia Lumia 520のハードウェア上の本質を見抜いている記事は皆無だ。前記事でも書いたように購入前は【本当に2万円でWP8が可能なのか、やや不安なところです】と思ってフタを開けたらビックリ仰天。

何に一番驚いたのかというと、Windowsストアアプリの本数の少なさと壁紙・着信音などのカスタマイズ機能の貧弱さを除けば、iPhone 5と同等、個人的にはZETA SH-02Eより上の、指に吸い付くかのような画面タッチフィーリングと端末としての上質さを実現しており、低価格製品にありがちな安っぽさが全く見られないのだ。そんなことで驚くなよと思われる方もいるかもしれないが、日本で購入するとiPhone5 SIMロック解除端末の価格は6~7万円前後、ZETA SH-02Eのそれは8万円前後なのに対し、Lumia 520は約17000円強と約1/4の価格だ。

Lumia520の海外公式サイトで仕様を確認すると、ハードウェア性能はごくごく平凡で特筆すべきところは何もない。が、ここしばらくSH-02Eの代替品として使用して感じたのは、前述のWindowsストアアプリ本数とカスタマイズ機能の貧弱さの2点だけで、日常生活における不満点は全く見当たらず、iPhone5やZETA SH-02Eの代わりになり得ると言うことだ。

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そして少なくとも後者の【カスタマイズ機能の貧弱さ】だけは、マイクロソフトの資金力を持ってすれば改善するのはいとも簡単なこと。Nexus7を初めて手にしたときも、この価格でこの性能ならば大いに満足できると書いたが、Nokia Lumia 520の満足感はNexus7よりも遙かに上だ。

ここ日本でWindows Phoneが発売されない理由については諸説紛々だが、個人的には以下の二つに要約されるのではないのかと思っている。【Nokia Lumia520を購入する前にWindows Phoneのメリット・デメリットをいろいろと調べてみた】でも書いた通り、Windows Phone,Android,iOSでウイルス対策不要宣言を公式サイトで掲載しているのはマイクロソフトだけだ。

堅牢さの誇示と引き替えにカスタマイズ性能が犠牲になっているのは、誰にでも容易に想像がつくかと思うが、ドコモのようにOS上に仮想自社ネットショップを形成したいキャリアにとってはその堅牢さが玉に瑕となってくる。美人だけれどもキャリアにとっては愛想の悪いスマートフォンはiPhoneだけで充分、上から目線のアップルとマイクロソフトの両社と付き合っていくのは前門の虎、後門の狼のようなもので、結構疲れるものと判断しているのかもしれない。

iOS,Androidに続く後発組が一気呵成に隆盛を誇るために必要な戦略は二つに一つ。iPhone5,GALAXY S4を完全に凌駕し、遙か彼方後方に追いやる新機軸のスマートフォンを産み出すか、さもなければNexus7の大ヒットを見ても分かるように、ライバル製品を尻目に圧倒的に安い価格で販売することだろう。

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現実問題としてiPhone5,GALAXY S4を完全に凌駕する新型スマートフォンは想像しにくいだけに、マイクロソフトとしてはやはり低価格路線を選択せざるを得ないが、その成果は着々と上がってきているのかもしれない。この記事によると、日本で17,000円強で購入したほぼ同一製品が米国では13,000円を切る価格で販売されていることになる。繰り返すが、Nokia Lumia 520はハードウェア仕様は凡庸だが、端末を操作することにより得られるフィーリングおよび上質さはiPhone5と同等である。

Lumia 925やSnapdragon 800搭載Windows RT機を発見:BUILD2013
2013年06月28日22時33分

■T-Mobile USAで人気の低価格Windows Phone 8『Lumia 521』
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低価格なローエンドWindows Phone 8端末にも関わらず、BUILD 2013の基調講演でマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが単独で紹介したのが『Lumia 521』です。

グローバル向けのローエンド端末『Lumia 520』のT-Mobile USA向けバージョン。特徴は、契約なしの端末価格が150ドルを切っていること。特に米国のスーパーマーケット 『ウォルマート』では129.88ドルという価格で人気を集めており、売り切れが続いています。

基本的には、Lumia 520そのまま。取り替え可能なカバーやフラッシュなしのカメラといった仕様も同一です。もちろん、T-Mobile USA独自のAWSバンドに対応しています。

そしてもしこのLumia 520が日本に導入されれば、確実に既存生態系である朝三暮四型・携帯電話販売に影響を与えることは間違いない。本来は6~8万円のプライスタグを掲げるスマートフォンを朝三暮四型の情報操作により【実質3万円】と巧みに偽り、2年契約で縛り付けることを至上命題としているキャリアにとって、真の販売価格が13,000円である外来種はせっかく築き上げた生態系を破壊する可能性が限りなく高い。高価格であるからこそ2年間の割賦販売が成立するが、13,000円で、しかもiPhone5と同等の上質さを提供してくれる端末とあらば、多くの人が現金一括で購入するのは目に見えているからだ。

【朝三暮四の語源・由来】
朝三暮四は、中国の『列子(黄帝)』や『荘子(斉物論)』に見える故事に由来する。

その故事とは、中国の春秋時代、宋の国に狙公という猿好きの老人がいた。猿が増えて家計が苦しくなったため、飼っている猿に与える餌を減らそうと考え、狙公は「これからはトチの実(どんぐり)を朝に三つ、暮れに四つやる」と言ったが、猿が「少ない」と怒ったため、「朝に四つ、暮れに三つやる」と言い直したところ、猿はとても喜んで承知したというものである。

この故事から、結果は同じなのに表面的な利害にとらわれることや、そのようにしてだますことを「朝三暮四」「朝四暮三」と言うようになった。派生的な用法であるが、中国では、考えがころころ変わって定まらない意味でも、「朝三暮四」が用いられる。

この記事の最後に掲載した【iPhone、西欧とインドの2大市場でシェア低下】を読めばお分かりなるかと思うが、すでに世界各地ではその兆候が出始めているようだ。iPhone5同等の上質さを持つ端末が米国では13,000円で販売されているという事実から導き出されるのは、やはり廉価版iPhoneの登場。2013年後半から2014年にかけては一気に低価格化の波が押し寄せて、名ばかりの高価格機種は次第に衰退し収斂(しゅうれん)する、そんな構図なのかもしれない。

iPhone、西欧とインドの2大市場でシェア低下 端末価格の下落は世界的な現象
2013.06.28(金)

先頃米IDCがまとめた西欧のスマートフォン市場調査によると、今年1~3月期における米アップルの「アイフォーン(iPhone)」の出荷台数は1年前から11%減り、620万台となった。これにより同社の西欧市場のシェアは前年の25%から20%に低下した。

一方で韓国サムスン電子のスマートフォンの出荷台数は31%増えて1430万台。同社のシェアは39%から45%に拡大している。

西欧市場では、サムスン、アップルに続き、ソニーモバイルコミュニケーションズが3位に、韓国LGエレクトロニクスが4位、フィンランドのノキアが5位に入った。このうち出荷台数が減ったのはアップルとノキアのみ。ほかは、例えばソニーが1年前から2倍、LGが同ほぼ5倍と、急成長している。

【西欧で「第2の波」到来】

またインド市場を対象にしたIDCの別の調査によると、アイフォーンは昨年10~12月期に売上高ベースで2位に浮上していたが、今年1~3月期は5位に後退、出荷台数ベースではトップ5圏外となった。

アップルは欧州とインドという2大市場でシェアが低下しているというわけだ。なぜ、このようなことが起きているのかというと、両市場ではアイフォーンとは対照的な低価格端末が売れているからだ。それも急速にである。

IDCによると西欧のスマートフォン市場には「第2の波」が来つつあるという。

「第1の波」というのは、高機能、高性能機器が好きな比較的お金に余裕のある層が中心となってスマートフォンを買っていた時代。そして「第2の波」とはフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の利用者が新たにスマートフォンを買い始めているというここ最近の現象。

その最大の要因はフィーチャーフォンを買うという選択肢がなくなってきたことにあるとIDCは指摘している。同社によると実はフィーチャーフォンの利用者は次の端末もフィーチャーフォンを買いたいと思っている。

だが、店に行くとそこにあるのはスマートフォンばかりで、お目当ての機種は少ない。彼らはとりわけスマートフォンを欲していないが、店では今の端末と同じくらいの価格で買える低価格スマートフォンがずらりと並んでいることに気付く。一方で自分の周りではスマートフォン利用者が多く、日々最新アプリの話をしている。

こうした状況では、店員がさほど熱心に売り込まなくても彼らはスマートフォンを買っていくのだという。ただし高額端末に価値を感じていない彼らが買うのは、最も安い機種。IDCはこうした状況がメーカーの利益率に大きな影響を及ぼしていると指摘している。

【インド、日本を抜き世界3位の市場に】

インドでスマートフォン市場の成長を支えているのも、やはり低価格端末だ。別の調査会社、米ストラテジー・アナリティクスによると、今年1~3月期にインドは台数ベースで日本を抜き、米国、中国に次ぐ世界3位の市場になったという。

1年前に比べたインド市場におけるスマートフォン出荷台数の伸び率は163%で、これは世界平均の4倍以上。中国の伸び率86%をも上回っている。

そして同国で台頭しているのは地元のメーカー。同国3位のマイクロマックス、4位のカーボン・モバイルズなどの成長率は200~500%。

また同国には無数に小規模メーカーがあり、中には1000%の成長率で伸びている会社もある。そしてそれらメーカーのほぼすべてが基本ソフト(OS)に米グーグルの「アンドロイド(Android)」を採用し、低価格端末を販売している。同国のスマートフォン市場に占めるアンドロイドのシェアは89%に上るという。

こうして見ると、スマートフォンの価格下落は世界規模で起こっているようだ。IDCは西欧市場で高価格端末が伸び悩んでいるのは景気低迷で消費者の可処分所得が減っていることも要因だと指摘している。

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追記

最近思うのはやっぱりページランク0のGoogle八分の影響はかなりでかいなということ。ブログ構成画面を見てもらえれば分かるようにアフィリエイト目的のブログではないし、個人の気まぐれで継続しているブログなので、十把一絡げのドメイン一括ページランク0はやめて欲しい。

独自ドメイン取得、ブログ移転ぐらいしか対策は思い浮かばないけれど、多忙な7月を乗り越えて8,9月頃までページランク0ならば決断しなくては・・・ライブドアブログ、居心地いいし、移転したくないんだけれど・・・ね

Lancer2000lancer2000 at 19:37│コメント(4)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

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この記事へのコメント

1. Posted by michikusa   2013年06月30日 02:46
こんばんは!Google八分にあってらしたとは。ブックマークに登録してますので知りませんでした。

ところで、Lumia520なる端末が素晴らしくかつ安いとのこと。

携帯端末って、昔から高コスト、いや実は利益率高いとか言われてきたように思いますが(私の周りだけ?)、世界が市場になると、やっぱりこうなっちゃうんですねー。

小さな市場で多くのメーカーが参入して3ヶ月毎に新機種を発表してしかも多色展開。
…やっぱり高く付いてたのかも知れませんね。

あれだけ高性能高機能高品質なiPhoneが、ハードだけで充分利益を上げているのを見るにつけ感心していましたが、そういう恵まれた時代は終わり、レッドオーシャンと化した市場で揉まれることになるのかな、と。

仮にハードが追いつかれたとしても、アプリやコンテンツの豊かさはまねできないでしょうけど。
2. Posted by Lancer2000   2013年06月30日 18:29
4 michikusaさん、こんばんは。アフィリエイトを否定する気は全くなく、自分もやる気は充分あるんですが、やっぱり広告のないサイトは綺麗で見やすいです。いま現在はお金を支払って広告非表示を選択しているのですが、自分の投稿した記事がGoogle検索で全く引っかからないのはかなり辛いものがあります。昨日もちょっと調べてみましたが、以前と比較すると全くと言っていいほど検索にかかりません。

安さにつられて購入したLumia520ですが、これほどまでに完成度が高いとは全く知りませんでした。後日記事として投稿する予定ですが、Windowsアプリが現状はかなり貧弱なので、多くの人が不満でしょうね。

でも仕事用端末としては最適かもしれません。有名どころの娯楽アプリが移植されていないので、見るものといったらExcel,Word,Power Pointファイルばかり・・・ww

Outlook.comは見やすいし、メール&業務用アプリは完璧です。

>仮にハードが追いつかれたとしても、アプリやコンテンツの豊かさはまねできないでしょうけど。

まさに現況はその通り。iOSアプリ&Androidアプリと比較すると数周回遅れといってもいいでしょう。
3. Posted by 輪音   2013年07月02日 02:04
似た形の携帯端末ばかり出して恥とも思わず国際競争力もろくになく、使いにくいと大評判のスマートフォンの批判には鈍感なキャリアがノキアみたいな端末を出せるとも思えませんし、囲いこみばかり考えているようならば明るい未来は訪れないことでしょう。

ノキアは青い色のものがよさそうです。

柔軟性や自由性に乏しい日本のスマートフォンがどこに向かっているかはよくわかりませんけれども、もう少し敷居を下げて間口を広げてもらいたいものです。

個人情報争奪戦にとちくるってばかりいないで、本質的な業務をこなしてもらいたいものです。

グーグルもやり方が汚いですね。

告知も警告も一切なかったのですか?

グーグル一色のセカイは気持ち悪いと思っているのですが、こういうことをあちこちでしているのだとしたらなーにが国際企業じゃい! という感じです。

まあ、うちは弱小ブログなのでなにを発信しようが大海の一滴ですけれども。

移転されましても継続して支持させていただきます。

次はエキサイト辺りは如何でしょうか?
4. Posted by Lancer2000   2013年07月03日 12:29
5 輪音さん、久方ぶりに小気味よく元気に動き回る携帯電話に出会ったというか、犬で例えるのならば、大きくなる前の柴犬みたいに小さいながらもチョロチョロ活発に動き回るというか・・・見ていても楽しいし、触れてみても楽しい、そんな感じですね。

>個人情報争奪戦にとちくるってばかりいないで、本質的な業務をこなしてもらいたいものです。

うまい表現ですね。いつかこのフーレズを自ブログ内で拝借することがあるかもしれません。

>グーグルもやり方が汚いですね。

6月初めぐらいから検索に引っかからないなというのは認識していました。アフィリエイト目的でブログ継続しているわけでもないので、やはり活動の源泉は自己満足とアクセス数でしょうか?これぐらいのアクセス数でも充分満足はしているのですが、ただ検索に全く引っかからないのは残念です。

このままだとじり貧状態になりそうですから、ページランク0が解除されなければいずれ決断しなければならないでしょうね。

>移転されましても継続して支持させていただきます。

移転先はそのときが来ましたら考えるとして、出来れば居心地がいいのであまり移転したくないのが本音です、

ありがたいコメントです。素直に嬉しく思います。

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