どうもうまくない
我が愛車アドレスのエンストが多い
一日一回は止まる
ま、セルを押せばすぐに再始動出来るので問題はないのだが、どうも気に食わない
症状は、信号や渋滞などで速度を落として停車、それからすぐにアクセルを開けた瞬間に止まる事が殆ど
アクセルの開け始めということになる
アドレス関連のHPやブログを見ると、低年式車にこんな症状が多いそう
最近のアドレスはこの辺が大いに改善されているのであろう、上司の2008年型は一度も止まった事が無いそうだ
でも私のはいくら走行距離が少ないと言っても2006年型
この年式の上記の症状は結構多いみたいだ
改善策は殆どの人がインジェクションのバタフライ弁を清掃してあげると症状が緩和される・・・どころか全くその症状が無くなるそう
それを聞いたらやるしかない
まずはエアクリーナーをボックスごと外します
マルで囲まれた場所がエアクリーナーボックスを車体に固定しているボルトです
2カ所だけで支えている事になります
でもね
普通のメガネレンチじゃ外れません
写真の様に深い場所にあるのでソケットレンチ等でないと届きません
ボルトのサイズは10ミリです
2本とも外してしまっても問題ありません
他でしっかりと留められているので落ちたりする事はないです
次にクランクケースからエアクリーナーボックスに繋がっているホースを外します
これがブローバイガスをエアクリーナーに戻すためのブローバイホースです
きっとこの汚れた空気をエアクリーナーに還元する事によってインジェクションのバタフライ弁が汚されているのは容易に想像がつきます
いつかはKLXの様に大気解放してやろうと目論んでます
一応プライヤーなんて使ってみましたた指で簡単に抜けます
次にこのブローバイホースの更にタイヤ側にエアクリーナーのセンサーの役目を果たしているであろうカプラーが刺さっているのでこれも抜いてあげます
マル印のところがカプラーになってます
簡単に手で抜けます
そして最後はインジェクションとエアクリーナーが繋がっているバンドをプラスのドライバーで緩めてやってエアクリーナボックスごと引き抜けば準備は完了!
なんですが、どこからどう手を入れてもこのバンドを固定しているプラスネジに届かない
例え届いてもドライバーを回す事が出来ない!
くー、悔しい
仕方ない
面倒臭いけど
メットインスペースを外すッスー(泣)
と言っても何度もやってるんで大したことないっす
上のマル印のボルトや燃料キャップを外せば簡単に外れるッス
メットインスペースを取り去ればご覧の通り簡単にバンドを固定しているプラスネジにアクセス出来ます
ここも簡単に回ります
バンドをユルユルにしてあげて上下左右に動かしたり右左にと捻ってあげるとズルズルと抜けて来ます
エアクリーナーボックスはドロよけとも一体化されているので注意が必要です
エンジン側のクリップにドロよけが引っ掛けてあるのでそれを抜く事を忘れずに
これでエアクリーナボックスを引っこ抜く事が出来ました
インジェクションを覗くと
これがバタフライ弁が閉じた状態
この状態でキャブレタークリーナーを吹きかけて綿棒でゴシゴシこするんだって
そう言われれば金色の部分がガスで変色しているし、バタフライ弁の端っこの方も汚れているのが分かります
これをキレイきれいにしてあげたら
アクセルを捻ってバタフライ弁を開けてあげます
この状態にして更にバタフライ弁の内側とバタフライ弁が接地するスリーブの部分もお掃除してあげます
懐中電灯で内側を照らすとかなり茶色くなってるのが分かります
でもそこまで綿棒は届かないなー・・・
って事で上司から教わって来た奥の手を使うっス
この状態のままエンジンを掛けます
エンジンを掛けたままこの口にキャブレタークリーナーのスプレーを容赦なく吹き掛けるんです
もちろん半端なアクセルの開け方ではエンジンが止まりますので、ある程度の回転数が必要です
センタースタンドを掛けてギャンギャンエンジンを回してあまりに車輪が速い回転数で回るので車体が前に振動で動こうとするのを足で留めておいてバンバカキャブレタークリーナーのスプレーをエンジンにぶっ込みます
初めはシュゴシュゴと苦しそうに回り止まったりもしてしまうエンジンも高回転になるにつれシュゴゴシュコーン!と素晴らしい音を奏でるようになります
この真夏の日曜のお昼前、きっといいとも増刊号を見ていた住人達はそのウルサさに怒りを込めてばたーん!とサッシやドアを閉めるのです(恥)
今回使用したキャブレタークリーナーは
上司が・・・くれた
詳細は言えません
綿棒はこれくらいしか汚れなかったなぁ
最後にエアクリーナーボックスを組み上げてバンドを下向きにしてあげれば次回からメットインスペースを外す必要は無くなるっす
さてさて、その後はどうなったのか?
あれだけ毎日一度はエンストしていたものがこの作業後まだ一度もエンストしてません
ただ、これだけ面倒な作業をするくらいならばそれ相応のインジェクションカーボン剥離剤が配合されている燃料に入れるタイプのものを使った方が効率が良いかもしれません
だってインジェクションの奥の方を見るとまだまだカーボンが溜まっているのが分かったもの
次に止まる様な事があれば、下記の様なものを使ってみたいと思います
KURE工業のインジェクションクリーナー
ワコーズのフューエルワン
で、一番効果的なのは最初にも書いた通り、ブローバイガスのキャンセルなんでしょうねー
追記
8月16日(火)
清掃後、未だ一度もエンストしません
またアクセルオフ時のアフターファイアーも完全に消えました
追記
12月23日(金)
清掃後、4000キロ走行 未だ一度もエンストしません
相変わらずアクセルオフのアフターファイアーも出ません