「CITY」21日閉店 徳島駅前、ササクラ本店移転 2013/7/20 09:42
とくしまCITYは1983年3月開業。都会派志向のファッションビルとして、衣料や雑貨の人気ブランドを集め、中高生を中心に徳島駅前の顔として定着してきた。地上6階・地下1階、売場面積は延べ約5900平方メートルで、現在は18店が営業。6月14日から段階的に閉店セールを実施しており、同店によると客足は例年の1・3~1・5倍となっている。 60年代に建設された徳島バス本社などが入るビルを増改築し、南海電鉄グループが72年にオープンさせた「南海ショッピングプラザ」が前身。ビルは築約50年がたつ。 1階に入る徳バス観光サービスの乗車券販売所は移転先が決まる8月中旬まで営業し、その後に解体工事にかかる予定。再開発について濱口商店は「貸しオフィスなどが入るビルを検討中だが、詳細は未定。解体から時間を置かないように進めたい」としている。 徳島市の中心市街地は消費不況が長引く中、郊外に大型店が相次いで出店するなど厳しい経営環境が続いている。 徳島駅前では、2003年に閉店した「ラスタ・トクシマ」も解体工事が9月末ごろ完了する見通しだが、跡地利用は現時点で決まっていない。 さらに、複合ビル「フレシアとくしま」の核店舗となっているササクラスポーツ本店(約380平方メートル)も、移転のため21日で閉店する。車での買い物に不便との声もあったことから、徳島市南田宮2に駐車場を構えた新店舗を9月5日にオープンさせる。フレシアとくしまを管理する穴吹不動産センター徳島営業所は「入居希望者と交渉中。現時点で詳細は明らかにできない」としている。 【写真説明】21日で閉店する「とくしまCITY」=徳島市
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