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JBC立ち会えず混乱計量/ボクシング

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇香川・高松市サンメッセ香川

 同級3位の亀田大毅(24=亀田)が、元王者の同級4位ロドリゴ・ゲレーロ(25=メキシコ)に判定勝ち。史上初の3兄弟同時王者の快挙を成し遂げた。

 今年4月の日本ボクシングコミッション(JBC)承認後、国内初の開催となったIBF世界戦は、当日計量から見解の相違などで混乱が続いた。午前10時だった計量時間が2時間早まり、同8時に両陣営の宿泊ホテルのロビーで開かれた。「両陣営のどちらかが希望すれば、2時間以内で計量時間を前倒し可能」というIBF規定があり、前夜に両陣営から立会人リンゼイ・タッカー氏に連絡が入ったという。しかし連絡のなかったJBCは、当日計量に立ち会えなかった。

 厳格に当日計量を進めたかったJBCは肩透かしを食らった形となり、2日夜に高松市に到着したIBFダリル・ピープルズ会長は3日の会見で「JBCに申し訳ないことをした」と謝罪する一幕もあった。

 また、ゲレーロ陣営が前日計量後にカナダ製グローブの使用を主張したことに関しては、両陣営の話し合いで予定通りに日本製で開催された。2日前の調印式で合意済みだったが、両陣営の交わした契約書に「グローブは8オンス」としか記載されていなかったことが原因だった。同様の混乱が起きる可能性が今後もあるため、JBCは「契約書を事前チェックすることになる」と説明した。

 ◆ルールの相違点 国内初開催となるIBFの世界戦は、WBAやWBCと規則上の相違点がいくつかある。WBA、WBCとも採用していない試合当日の計量が特徴的だ。試合中のルールはWBCと似ており、1ラウンド中に何度ダウンしても主審の判断で試合が続くフリーノックダウン制を採用する。採点の途中公開がなく、偶然のバッティングで負傷した場合の減点もない点がWBCと異なっている。

 [2013年9月4日8時31分 紙面から]

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