元広島カープに、ランスというバッターが居ました。
打率は偉い低かったのですが、思い切りの良いバッティングで
ホームランを量産し、点をたたき出しました。
三振かホームランかのギャンブル性の強いバッターでもあり
1987年のランスは403打数で39発のホームランを放ち本塁打王。
打点は83打点をたたき出し、0.206の高打点率もマーク。
本塁打率10.3(10打数に1本の本塁打)
三振率0.283(10打数2~3三振)
という、面白い打撃成績を残してくれました。
打率は0.218ながら本塁打が打てたので
点をたたき出す力は強く、上にも書いたように打点率0.206は
10打数で2打点を齎す力があったということになります。
それだけ本塁打が打てるというのは
大きな武器なのです。
で、この1987年のランスみたいな打者とイチロー
あなたはどちらが欲しいですか?
チーム事情にもよるかもしれませんが
オレはランスのようなバッターが欲しいですね。
答えは簡単です。
野球と言うゲームを考えると、打者が点を取り、投手がその点を守るゲームです。
なので、点を取らなければ
いくらピッチャーが踏ん張ったところで勝てない。
勿論、いくらバッターが点を取っても、ピッチャーが守らなければ勝てない。
両者の兼ね合いなんですね。
また、勿論、野球は一人でやるものでもないですが、「点を取る」というのは、打者8人(ピッチャーを含めると9人)の共通の役目でもある。
だから、これだけは言えないと断言できるものが有る。
1・・・あの打順だからホームランは要らない(期待できなくてよい)
2・・・あの打順だから、点はとらなくて良い(期待できなくてよい)
ホームランを打つということは、最低1点をチームに齎すことのできる打撃で
チームにとって嬉しくないわけがありません。1点を取れば、それだけ勝利に近づくことが出来るからです。
よく、打率だけ高い打者のファンに
1~2のように言い訳をして擁護する人がいますが
そういう人は、野球を知らない人だと、オレは捉えています。
もし、その選手に本塁打が打てたり、点が取れる能力があれば
「本塁打は要らない(期待できなくて良い)」
「点はとらなくてよい(期待できなくて良い)」
など、言うでしょうか??
絶対に言わないです。
その応援している選手に、能力が無いから
「別に必要ない」と正当化して、見ないようにしているだけのことです。
ランスは打率は0.218だったんですが
それでも、10回バットを振れば、2本のヒットは出ていたんですね。
打率0.300のバッターと8分の違いですが
これは100回バットを振れば8安打の違いです。
8安打多く打てるのは確かに良い武器だとは思いますが、8安打余計に打てても
点を取ったり、本塁打が打てないようでは、高い打率は意味が無い
というのは事実です。
それはそうです。
本塁打以外の打撃は
仮に何千本放とうと、それが1点になる保証などルール上存在しませんから。
じゃあ、イチローは、何千と安打を放っていますが
バットで何点取っており、打点率はいくらですか???
イチローは打ったヒットの割に、極端にバットで点を取るペースが悪いはずです。
それは当然。
あの人は、ヒットの中に長打がまるっきり無いし
ホームランも極端に少ない。
点など取れる確率が悪いのも物の理なのです。
ランナーが得点圏にいても内野安打。
いなくても内野安打。
ランナーなんか還れる訳ないですし
点も取れるわけないんです。
打率が高い
これは良いことだとは思いますよ。
でも肝心なのは、中身なんです。
イチローのような中身なら
オレはイチローを欲しいとは思いません。
欲しいという球団がバカとしか言いようが無い
と判断しています。
ランスを雇ったほうが、ずっとチームの役に立つのは目に見えています。