亀田大、冷静に12ラウンド 「世界一の3兄弟」と涙

ロドリゴ・ゲレロを攻める亀田大毅 (今野顕撮影)

 ボクシングの亀田兄弟が史上初めて、3兄弟同時世界王者になった。次男、亀田大毅(24)=亀田=が3日、高松市のサンメッセ香川で行われた国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王座決定戦でロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)を判定で下し、新チャンピオンとなった。

 兄興毅(26)は世界ボクシング協会(WBA)バンタム級チャンピオンで、弟和毅(22)は世界ボクシング機構(WBO)同級王者。亀田大は国内初開催のIBF世界戦を制し、WBAフライ級との2階級制覇も成し遂げた。

勝利の判定に目頭を押さえる亀田大毅 (今野顕撮影)

 現役世界チャンピオンの兄興毅と弟和毅をセコンドにつけ、冷静に12ラウンドを闘い抜いた。元王者との一戦を制した亀田大は「これで世界一の3兄弟になれた」とリングで涙に暮れた。

 こだわったのはガードの堅い兄、足を使う弟にはない積極果敢なファイトスタイルだ。だが、序盤から慎重に距離を保ち、見せ場をつくれない。「くっついても負けない。でも俺はアウトボクシングもできるから」と、はやる気持ちを抑えながらポイントを稼いだ。

 10回にようやく左フックからの連打でたたみ掛けると、11回も足を止めて激しく打ち合った。2度のローブローで2点を減点されたが、判定では最大8点差がついた。

史上初の3兄弟同時世界王者となりポーズをとる亀田大毅。左は兄興毅、右は弟和毅(今野顕撮影)

父親の史郎さんに肩車される大毅(今野顕撮影)

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