Updated: Tokyo  2013/09/04 08:09  |  New York  2013/09/03 19:09  |  London  2013/09/04 00:09
 

ブラジル株:ボベスパ下落-前日の上げは行き過ぎとの見方で

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  9月3日(ブルームバーグ):3日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落。ブラジル中央銀行がインフレ抑制のために政策金利をさらに引き上げる可能性があるとの懸念を踏まえると、1年1カ月ぶりの大幅高となった前日の上げは行き過ぎだったとの見方が広がった。

教育関連のアニャングエラ・エドゥカシオナル・パルチシパソンエス は6.4%安と、ボベスパ指数構成銘柄で下落率が最も大きかった。酒造会社アンベブ(コンパニア・ジ・ベビダス・ダス・アメリカス)は3.4%下落し、2週間ぶりの大幅安。一方、石油会社HRTパルチシパソンエス・エン・ペトロレオ は1.3%高。アマゾン川本流のソリモンエス川流域で発見した天然ガスの採掘について、提携先を探しているとの発表が手掛かりとなった。

ボベスパ指数 は前日比0.4%安の51625.50で終了。指数構成銘柄のうち下落が48銘柄、上昇は22銘柄。2日は3.7%高と、世界の主要株価指数の中で最も大きく値上がりした。

証券会社マグリアーノのヘッドアナリスト、エンリケ・クレイネ氏は電話インタビューで、「2日の上げはブラジル経済動向を反映していない」と指摘。「昨日は石油会社OGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソンエス 急騰の影響が大きかった。経済全般について考えると、問題は残っている。金利は上昇が続く可能性があり、そうなれば回復が損なわれる」と述べた。

原題:Ibovespa Retreats on Rate Outlook After Biggest SurgeSince 2012(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンパウロ Ney Hayashi ncruz4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Brendan Walsh bwalsh8@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/04 07:32 JST

 
 
 
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