新技術・新製品
JAXA、地上200kmで低空周回する衛星を開発へ−イオンエンジン搭載
掲載日 2013年09月03日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イオンエンジンを使って地上200キロ―250キロメートルという低い高度を飛行する小型人工衛星「SLATS」(スラッツ)を開発する。高度が低い分だけ上空からの画像はより鮮明に撮影できる。探査機「はやぶさ」に搭載したイオンエンジンの推力を軌道維持に役立てる。安全保障や防災、気象分野での活用を狙い、開発費は34億円。
低い高度を周回する小型衛星のイメージ(文部科学省提供)
開発するのは重さ350キログラムの小型衛星。光学センサーを載せることを想定し、これまで観測されていない高度180キロ―250キロメートルの大気密度を調べる。また低高度に多く存在し、衛星内部の温度を制御する熱制御材の劣化要因となる原子状酸素について技術データを取得する。
搭載するイオンエンジンは日本が得意とする電気推進エンジン。マイクロ波を使って生成したプラズマイオンを電場で加速して噴射する構造で、小さな推力ながら長時間にわたり航行できる。
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