(cache) 旧石器は12万~7万年前か 砂原遺跡、調査団が新見解 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 旧石器は12万~7万年前か 砂原遺跡、調査団が新見解

     日本最古とみられる約12万年前の旧石器が出土した島根県出雲市の砂原遺跡について、同遺跡学術発掘調査団の団長で、同志社大の松藤和人教授は23日、都内で開かれた日本考古学協会総会で「国内最古級の石器であることには変わりないが、年代は約12万年前から7万年前までの可能性が出てきた」と発表した。

     松藤教授によると、12万7千年前ごろにできた地層の上に石器が出土した地層があり、その層のすぐ上にあった火山灰層は、昨年の記者会見では三瓶木次層(約11万年前)と発表していたが、分析の結果、三瓶雲南層(約7万年前)と判明したという。

     旧石器発掘捏造問題とは無関係な遺跡の金取遺跡(岩手県遠野市)では国内最古級の9万~5万年前の石器が出土している。

     松藤教授は「前回は発掘面積も狭かった。今後さらに石器や地層を調査したい」としている。

     また旧石器も地表で見つかった1点を含む計21点から計36点に増えたことも明らかにした。

      【共同通信】