女の子はいつもにこにこしてて、だけど悩みがないわけじゃないから時々どうしようもなくなって、急にひとりでどこかに出かけて星の砂みたいにきらきらしたものを集めてくるんだよ
それでまたいつものにこにこした可愛い女の子に戻るんだ
そこで何を見たかなんて誰にも言わないけど、仕草に経験が表れてるからいつも女の子の一挙一動にどきどきする

それで男の子はどーでもいいことばかり話してるけど、頭の中はいつだってロマンチックでとっても繊細
寂しそうに笑うのは弱さをみせない男の子の強がりで、それを男らしさって呼ぶ気がする
感情論でべらべら喋る男の人はただの馬鹿
格好つけてばっかりで、とても大きな夢を持ってるのが正しい青年の姿ではないでしょうか

男の子と女の子が出会ったら、死に向かう速度を遅くするような時間を過ごしたらいい
彼女が急に泣き出したときには彼氏は黙って抱きしめてあげるんだよ、彼氏が落ち込んでる時は彼女がおいしいごはんを作ってあげるの
言葉なんてこんなに素敵な関係の間には必要なくなる

そういうのがいいって思ってるのに、世の中下品なことで溢れ返ってるから嫌になるなあ
昨日、私の背中を叩いて呼び止めてキャラメルくれっていったおばちゃんの顔の皺は世俗にまみれていた
すごく怖くなったしああいうふうにはなりたくないって思ったよ

気違いぶってる子どもも偉そうな大人も大嫌いだ
私は人間の気持ちで生活する