10年債入札こうみる:10年以下ゾーンしっかりした状況続く=JPモルガン証 山脇氏
[東京 3日 ロイター] - <JPモルガン証券 チーフ債券ストラテジスト 山脇貴史氏>
しっかりした入札結果となった。最低落札価格は100円31銭と市場の事前予想を上回った。応札倍率は3.50倍と前月債(3.51倍)とほぼ同じになった。外部環境はリスクオン・モードとなり、債券に投資しにくい雰囲気ではあるが、需給がしっかりしていることが確認できた。相場への影響は、10年以下のゾーンは比較的しっかりした状況が続いているので、今回の入札を経て引き続き強めの相場展開が想定できる。今後に関しては、米雇用統計の発表、オリンピック開催都市決定など重要イベントを控えているため、その結果を見極めたいとする投資家も出てきそうだ。
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