米ISM製造業景況指数:8月は上昇-生産・雇用は低下
9月3日(ブルームバーグ):米製造業は8月、予想を上回るペースで拡大した。
米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数 は55.7と、前月の55.4から上昇し、2011年6月以来の水準となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は54。同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を示す。
ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト、ブライアン・ジョーンズ氏は「米製造業は今四半期、着実に前進するだろう」とし、「企業は需要への対応だけでなく在庫を増やす目的でも生産を拡大している。外需も上向きつつある可能性がある」と続けた。
項目別に見ると、新規受注 は63.2と11年4月以来の水準に上昇(前月は58.3)。輸出は55.5と、前月の53.5を上回り、5カ月ぶり高水準となった。
一方で生産指数は62.4(前月65)に低下。雇用指数 も53.3と、前月(54.4)を下回った。
受注残は46.5(45)。在庫は47.5と前月(47)からほぼ横ばい。顧客在庫は42.5(前月47.5)に下げた。
仕入れ価格指数は54(前月49)に上昇した。
原題:Manufacturing in U.S. Expands at a Faster Pace ThanForecast (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/09/04 00:44 JSTニュース一覧
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