Updated: Tokyo  2013/09/04 05:00  |  New York  2013/09/03 16:00  |  London  2013/09/03 21:00
 

スイス:4~6月はプラス0.5%成長-ユーロ圏との差浮き彫り

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  9月3日(ブルームバーグ):スイス経済は4-6月(第2四半期)もプラス成長を続け、近隣諸国がリセッション(景気後退)に陥る中、4四半期連続で拡大した。スイス国立銀行(中央銀行)が実施したスイス・フランのユーロに対する上限設定の重要性が浮き彫りになった。

経済省経済管轄局の3日の発表によると、4-6月期の国内総生産(GDP )は前期比0.5%増。1-3月(第1四半期)は同0.6%増だった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト18人の予想中央値である0.3%増を上回った。

スイス国立銀が2011年9月6日にフランの上限を1ユーロ=1.20フランに設定して以降、同国経済がマイナス成長となったのは1四半期のみ。高債務にあえぐユーロ圏は、今年4-6月期にリセッションを脱却するまで1年半にわたってマイナス成長が続いていた。

バントレオン銀行のエコノミスト、ダニエル・ハルトマン氏は上限設定について「間違いなく成功だ」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)は今年のユーロ圏の成長率についてマイナス0.6%と予想。スイス国立銀は1-1.5%のプラス成長を見込んでおり、19日には最新の見通しを公表する予定。

原題:SNB Shield Reaps Reward of Growth Defying Euro-AreaRecession(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:チューリッヒ Catherine Bosley cbosley1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/03 16:01 JST

 
 
 
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